米国・ニュージャージー州在住
アンダーソン京子
サンタへの夢とロマン
クリスマスシーズンの商業戦線は感謝祭(十一月下旬)の翌日から十二月二十四日までだ。どこのショッピングセンターやモールも買い物客でごったがえす。デパートなどは朝七時に開店し、夜十一時に閉店する長時間営業である。
このシーズンの多くの人はプレゼントの購入で必死である。特に子供たちへのプレゼントで、子供の「ウィッシングリスト」を眺めながら東奔西走する。
郵便局には北極のサンタクロースに願い事を書いた手紙を投函できる特別ポストも設置される。ニューヨーク市の「トイザらス」では、サンタクロースがおもちゃを子供たちにプレゼントしていた。モールでは本当の白い長いひげをはやしたサンタクロースと一緒に、有料で写真を撮ってくれるコーナーもある。
六歳の三女はそのサンタクロースと写真を撮った際、話をした。「クリスマスには何がほしいんだい?」と聞かれ、その時以来、彼女は彼が本当のサンタクロースだと信じている。どこの親も大人も、サンタクロースの存在を子供が信じていてほしいという夢とロマンを持っているから不思議なことだ。
クリスマスが終わると一月一日までクリスマス商品は75%引きぐらいになり、翌年のクリスマスのプレゼント購入の準備をする人もいる。サンタクロースとクリスマスは米国人にとって大きな存在である。