中国・香港在住
下根 森
子供の個性育てる環境を
私には小学校五年生の娘がいる。妻は香港人で、日本語があまり話せないので、日系の小学校はちょっと難しいと思い、政府援助の米系カトリックの女子小学校(妻の母校)を選んだ。
朝礼は、学校のモットーを校庭でみんなで唱和し、生徒の代表祈祷、そして各クラスに入り担任の先生にあいさつをして授業が始まる。
先生は、警備員と用務員を除いては全員が女の先生。カトリックだけあって、先生と生徒の関係を「親と子」、先生は自分の生徒を自分の子供のように愛を持って接するように努力をしているようだ。一学級三十八人から四十人である。
授業は黒板とチョークを使い、教科書はすべて(中国語を除いて)英語の教科書、授業は英語と広東語で行われる。習う科目はほとんど日本と変わらないが、小1から英語、英文学、中国語を勉強する。
PTAの集会はもちろん学校側が主体だが、親側の意見も熱心に聞くせいか多くの親が参加する。PTAのプロジェクトはクリスマス、旧正月などに行われ、一例としてPTAで手作りした物を、中国の貧しい子供たちに、生徒と親の手作りのカードと一緒に送っている。
学校は知識だけを詰め込むのではなく、愛、自信、勇気を失わせないように生徒の個性を育てる「助け手」になって、楽しく勉強できる環境を築いてもらいたいと思っている。