ドイツ・ベルリン在住
富田武史
ドイツで最も偉大な人物
ドイツの公共第二放送局(ZDF)は今月から「ウンザレ・ベステン」と題する、ドイツ史上で最も偉大な人物を決める番組を放送している。英BBC局がすでに同じコンセプトの番組を放映し、それをまねたもの。
十一位から百位までの顔ぶれを見ると、統一の宰相と呼ばれているコール前首相、ワイツゼッカー元大統領、哲学者カント、医学者レントゲン、F1レーサーのミハエル・シューマッハー、サッカーの皇帝ベッケンバウアー、作家のシラー、ヘッセ、音楽家ベートーベン、ワーグナーなどがいる。
第一回放送でトップ10が決定。今後、番組中で十人の偉業を徹底分析し、その中から最も偉大な人物が選ばれる。
十人を列挙すると、コンラート・アデナウアー元西独首相、ウィリー・ブラント元西独首相、天才科学者アインシュタイン、活版印刷発明のグーテンベルク、宗教改革の始祖マルチン・ルター、共産主義の生みの親カール・マルクス、ドイツ帝国のビスマルク首相、詩人ゲーテ、音楽家バッハ、ナチス政権下の反体制活動家ショル兄姉。誰が一番になるのか、楽しみである。
ヨハネス・ラウ現大統領、ノーベル文学賞作家ギュンター・グラス、哲学者ハイデッガーはランク外。これだけの優秀な人材を世界に輩出しているのだから、ドイツ民族が誇り高いことも納得できる。なお、独裁者ヒトラーは調査対象外だった。