米国・ニュージャージー州在住
アンダーソン京子
落ち葉の処理に一苦労
今年の秋は多少暖かいためか、普通は十月下旬でほとんど木々の葉が落ちてしまうのに、ニューヨーク市近郊は木々に紅葉が半分ぐらいほど残っている。
十月三十一日は「ハロウィーン」だった。子供たちが仮装して、お菓子を誰からももらえる日である。十月上旬から飾り付けが始まり、その飾りの一つにオレンジ色のカボチャのお化けがある。それに似せたオレンジ色のビニールの大きな袋に枯れ葉をいっぱい詰め込んで飾りを作ることもある。しかし、今年は枯れ葉が十分になく、作れなかった。
今は地面はどこを見ても、紅葉の葉っぱだらけだ。家の周りも街頭も木々でいっぱいだから、枯れ葉がひらひらと限りなく落ちてくる。雨だと落ち葉が濡れ、地面に張り付く。どこの家庭もこの枯れ葉の処理で一苦労している。家の周りの落ち葉は全部、家の前の道路に山積みにする。するとある一定期間、定期的に掃除機みたいなものが付いた町の清掃トラックが来て、全部吸い上げて回収してくれる。
しかし、この清掃車のスケジュールに間に合わない家が必ずある。家の前に取り残された葉っぱは風の強い日にさーっと吹かれて、その家はきれいになるけれど、隣近所は今までの努力が水の泡になりかねない。秋は落ち葉の処理で、「汝の隣人を愛せよ」という聖書の言葉がやけに響いてくる。