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韓国・京畿道九里市在住
志田康彦

ドラマ「大長今」に沸く

 最近、「大長今」という歴史ドラマが韓国のお茶の間を沸かせている。始まって間もないのだが、歴史ドラマ「ホジュン」が打ち立てた60%という驚異の視聴率を超えるのではないかと関心を集めている。

 このドラマのヒロインである長今(チャングム)は宮中の宮使いから始まり、宮中最高の料理師、そして女性では最初で最後の王様の担当医にまで上りつめた朝鮮時代の実在人物である。男尊女卑が強かった朝鮮時代に男医を押しのけ、女性であるにもかかわらず王様の担当医になったことは、並々ならぬ努力と天賦の才を持ち合わせた人物であったのだろう。

 もともと、医師は男性しかいなかったのだが、両班の婦人たちが男医から診察されることを恥ずかしがり死んでしまうケースが増えてきたため、女性専門の治療のために医女という制度を設けたのだという。こういう環境の中で、最高の地位に到達した「大長今」は、女性版豊臣秀吉を思わせるような立身出世物のドラマである。

 このドラマが受けているのは、女性の社会進出が著しく、キャリアウーマンが年々増えてきている、現在の社会的背景が強く影響しているのだろう。自分の専門分野で努力して出世していくヒロインの姿に、共感を覚える視聴者が多いという。華やかな出演陣としっかりとしたストーリー構成も手伝い、今後もかなりの人気を集めるにちがいない。


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