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韓国・ソウル在住
竹井弘樹

水道水への根強い不信

 韓国の上水道普及率は、特別・広域市、都市地域、邑(ウプ)地域、面地域は、それぞれ98・4%、96・5%、77・4%、29%で、大都市に比べて、邑・面地域の上水道普及はいまだ低いことが報告されています(2001年環境部調べ)。

 しかし、問題は水道水に対する根強い不信感があり、国民の99%が水道水をそのまま飲んでいないということです。これは、韓国環境部が、成人男女千人と環境専門家百人を対象にしたアンケート調査でわかったもので、沸かした水を飲むと応えた割合は45%、浄水器の水34%、水を買う10%、薬水(わき水)など10%、水道水をそのまま飲むという回答は、わずか1%という結果となっています。その傾向は、三年前の調査と比較すると、浄水器を使う国民は二・五倍、水を購入する国民は二倍とそれぞれ増加しています。

 水道水をそのまま飲まない理由については、漠然とした不安感が32%、消毒のにおいのためが31%でした。また、水道水に対する信頼感を高めるためには、古くなった水道管の交換など施設の改善が必要だという回答が61%と最も高くなっています。

 私が飲んでみても水道水はお世辞にもおいしいとはいえません。こうした水の不信を解消するために政府では、公共放送や広告塔を使い、そのまま水が飲めるということをPRしていますが、一向に効果はみられないようです。


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