南ア共和国・ヨハネスブルク在住
長野康彦
異常気象で寒い日続く
寒い日が続いている。ヨハネスブルクの最低気温は連日マイナスを記録。いくら寒いといってもここはアフリカ、気温がマイナスになることはめったにないのだが、今年は異常だ。
南アフリカの家々はレンガやブロック造りで、基本的に夏に涼しく過ごせるよう造られており、寒さにはからきし弱い。窓も薄いガラスが一枚だけ、締め付けも簡素なもので、密閉など望むべくもないから、冬にはすきま風がヒューヒュー入って、これがまた寒さを増幅する。
床はタイル張り。これも冬にはこたえる。足から冷えるのが一番寒いのだ。そういう時は臨時にカーペットなどを敷いたりするが、それでも冷たさがじわじわとカーペットを通して伝わってくる。
そうした「夏用」の家が多い中で、床暖房を設備した家がある。南アに多く住むユダヤ人が建てた家はそうらしい。友人宅には以前、ユダヤ人が住んでいた。古いがっしりとした家だが、各部屋に床暖房がついている。これが本当に快適で、床さえ暖かければ、他に暖房器具がいらないくらいだ。ユダヤにそうした伝統があるのか知らないが、「床暖房」は韓国のオンドルを連想させる。両民族に共通点があるのか、実に興味深い。
わが家は悲しいかな、床暖房はついていない。今日もありきたりの電気ストーブをつけて寒さをしのいでいる。