ドイツ・ノイス在住
若山計雄
記録的な“猛暑”を体験
今年の夏は記録的な暑さだった。ヨーロッパ各地で火災が発生したり、死亡率が上昇したというニュースを聞いた。
普通ドイツの建物にはエアコンが設備されていない。私の会社では、暑さに耐え切れなくなり、移動式の簡易エアコンや扇風機を入れる部署が増えた。でも私の部署は北側に面していることもあり、窓を開けるだけでなんとか過ごすことができた。
湿度が低くカラッとして、風が吹けば涼しいドイツの夏。日中は暑くても、朝晩には気温が下がる。ところが、今年ばかりは寝苦しいと感じる夜があった。
建物の壁が厚く設計されており、(ちょうどトンネルの中のように)本来寒い冬でも家の中は暖かく、逆に夏には冷気を保つので中は涼しい。ところが、これだけ暑い日が続くと、家の中の気温も上がり、外が涼しくなった夜中でも、建物は熱を保ち続けることになる。
ドイツには「暑気休み」があり、あまりに暑くなると、教室内の気温が上がり、勉強ができないという理由で、学校が休みとなる。最初は冗談かと思ったが、今年もまた、わが家の子供たちは、昼ごろに学校が終わり、早く帰ってきた日が何日かあった。
普通の夏なら、窓を開けて走れば快適なので、エアコン付きの車は少ない。でも今年の夏を経験した人は、次に車を買うときは、エアコン付きを考慮するに違いない。