ブラジル・マットグロッソドスル州在住
濱田純一
家に番犬は絶対に必要
わが家には番犬が一匹いたのだが、知り合いが日本に帰国することになり、飼っていた犬を二匹譲り受けた。マルチーズと聞いていたが、実はヨークシャーテリアだった。日本で買うと七万円ぐらいはするだろう。こちらでは八千円ぐらいで売っている。ペットショップでビーグルが一匹あたり五百レアル (約二万円)の値がついていたから、高い犬もいる。シェパードやアキタケンなども売りに出されることもあり、犬の種類はそれなりに充実している。
二匹の名前はパンタ(雄)とナル(雌)で、二匹併せてパンタナールという。生後六カ月で、しつけるにはぎりぎりぐらいの年齢だろうか。もともと、お隣のパラグアイの首都アスンシオン生まれで、国境を越えてブラジルにもらわれてきた。
わが町でも二年ほど前からペットショップが目立ち始め、最近では十軒以上が町の中心街に乱立している。こちらでも番犬以外にも、愛玩犬というのが増えているのだろう。
もちろん、番犬は絶対必要だ。二年前、番犬がいなかった時の話。数日、家を空けて戻ってきた次の日の朝六時ごろ、車でやってきた三人組の泥棒が家の門の鍵を堂々とこじあけ、入ってこようとしたことがあった。今はとりあえず誰にでも吠える番犬が四六時中、門のところにいるので、泥棒も近づきづらいようである。