韓国・京畿道九里市在住
志田康彦
はんらんする隠しカメラ
ここ数日、ニュースの一面トップを飾っているのは、梁吉承(ヤン・ギルスン)大統領府・第一付属室長の「接待疑惑」である。高額接待を受けたのが問題の焦点だったが、それ以上に接待されている現場の一部始終をモレカ(隠しカメラ)で撮影し、テレビ局にテープを渡した人物がいたことが判明。誰がどういう理由で撮影したのかに焦点が移ってきている。テープを見ると、二台以上のビデオカメラを使用し、意図的に撮影したことがわかる。
ここ数年、技術の発達や犯罪の増加もあって、街中至るところに防犯カメラやモレカが設置されている。アパート団地のエレベーターをはじめ、銀行や市役所のような公共施設はもちろん、民間企業の職場、デパート、バスの車内、道路にまで設置されている。
このようなモレカのはんらんは、犯罪の増加が原因だが、互いを信じきれない社会風土がまん延していることが、目にみえない深刻な問題のように思う。
これはモレカではないが、あるカメラ付き携帯電話の工場では、設計図などの企業秘密の流出を防ぐために、自社で開発したカメラ付き携帯電話の工場持ち込みを禁止した。
ちなみに、東大門市場の清渓川商店街には“ない物はない”といわれ、ほとんどの物をそろえられる。最近では拳銃の部品をここで購入し、自作していた男が捕まり、問題になった。