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韓国・ソウル在住
京谷訓浩

復興の鍵は質素倹約?

 最近は、ニュース番組を見ていると、暗いものが多く気がめいります。報道された内容を簡単にまとめると、次のようになります。経済分野に関して、アジア経済危機以下の消費水準にまで降下/韓国最大市場の東大門市場は、サーズの影響で閑古鳥/農畜産物が供給過多でデフレ傾向、農畜産業が大打撃/生産・消費・投資の減少(55カ月ぶり)/信用カード破産者が急増、400万人に/自動車の販売不振で在庫急増/財政経済部の関係者は、「今年、年間成長率目標も当初の5%から4%前後に修正する予定」と発表。

 また労働争議が多発し、朝興銀行、韓国鉄道、現代自動車、起亜自動車、農業従事者らがゼネストを展開しました。経済ばかりでなく、政治においても高級官吏の一連の汚職が発覚し、盧武鉉大統領が綱紀粛正を発表する事態にまでなりました。

 海外の報道でも、一連の労働争議で、韓国の信用が著しく失墜し、投資意欲が低下していると警告を出しています。

 このような中で、経常収支が景気低迷による輸入減と原油安などに後押しされて、五月は十一億八千万ドルの黒字を記録したと、韓国銀行が発表しました。内訳は、五月の輸出が四月より十億ドル減りましたが、輸入はこれより大幅(十四億ドル)に減少したということです。日本で美徳とされている質素倹約が韓国経済の復興のカギではないか?と、痛切に感じるこのごろです。


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