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ウルグアイ・モンテビデオ在住
堀本幸伸

資金作りがPTAの議題

 日本のPTAの会合で最大の争点は何でしょうか? ウルグアイではお金です。

 公立の小学校はとにかく予算がありません。予算で出るのは先生の給与だけです。学校内の光熱費や保守点検は父兄が負担します。

 さらに問題を難しくしているのは、同じ校舎を、午前と午後では違う小学校が使用していること。ですから、午前の小学校と午後の小学校のPTAが分担してそれぞれ支払います。

 また、小学校には四歳のクラスと、今年から正式に義務教育の一部となった五歳のクラス、いわゆる幼稚園があります。そこには担任は一人しか派遣されません。しかし、三十人以上もいる五歳児を一人の先生が隅々まで見るのは至難の業です。

 そこで、助手が必要なのですが、教育委員会へ陳情書を提出し、許可を得ないと雇えません。父兄からは、「父兄が負担するのに、何で教育委員会の許可が必要なのか」という素朴な疑問の声もあがっていました。

 このような理由から、PTAの会合では、そのための費用をいかにして作り出すかが最大の争点になります。勉強の成果を発表する学芸会がありますが、そこは収益をあげる場でもあります。年に数回、イベントを催し、入場料を取ったり、場内で食べ物を販売したりして資金を作り出しています。なんだか、イベントのために学業があるような気がしたりします。


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