世界の街角便り
世界の街角便り
ワシントン
ニュージャージー
モンテビデオ
ブエノスアイレス
マットグロッソドスル
カイロ
テルアビブ
バンコク
ウランバートル
ソウル
京畿道九里市
ベルリン/ノイス
ヨハネスブルク
クアラルンプール
マニラ
マニラ
BACKを見る

フィリピン・マニラ在住
梅垣知博

洪水時の自動車運転法

 五月末から雨期に入ったフィリピンでは、すでに台風が三つも発生しており、その影響は日本にも及んでいる。

 下水の設備が不十分なフィリピンでは、突然の激しい降雨で道路があっという間に洪水状態になってしまう。そんな時の自動車運転法が地元紙に紹介されていた。

 まず、タイヤの減り具合をチェックし、すり減っていれば溝を彫って再生する。ワイパーが動かなくなった場合は、タバコの葉をガラスの表面にこすりつければ雨水がはじかれ、ある程度視界が確保できる。

 洪水の場所では、排気管に水を浸入させないため、エンジンをふかし続けること。ミッション車の場合は、半クラッチの要領でクラッチを若干踏み込んだ状態でアクセルを踏めばよい。オートマチック車の場合は、ニュートラルとドライブを交互にシフトさせながらアクセルを吹かす技術が必要。

 そして最後に、洪水の中を走る場合は徐行運転を心掛ける。スピードを出せば、電気系統が濡れる可能性が高まるばかりでなく、車両通過に伴う「大波」で歩行者が危険にさらされてしまうからだ。

 主要道路では雨期に入る前に洪水対策の工事をしていたが、結局間に合わず、かえって大渋滞と洪水を引き起こしている。この国では、「天災」も多いが、「人災」の方がもっと多いのかもしれない。


この記事を友達に教える

マニラHOME

(C)Sekai Nippo Co.Ltd(1975-) Tokyo,Japan.
voice@worldtimes.co.jp