韓国・ソウル在住
竹井弘樹
家に飾られる記念写真
韓国の人は大きな写真を家に飾っておくのが好きだ。大抵の家では人目に付く所にしっかりと掛けられている。
飾られる写真は個人写真や家族写真などさまざま。撮影する時期の定番となっているのは、赤ちゃんの「ペギル(百日)」や「トル(一歳)」、そして「卒業」「結婚」「還暦」などだ。
赤ちゃんの「ペギル」写真は、赤ちゃんが一人で座った姿勢をとることができないので、穴をあけた器具にすっぽりと体を入れて撮影する。赤ちゃんの撮影は難しく、機嫌が悪くなると、数日に分けて撮影するという。
また、結婚のアルバム製作には結構、力を入れる。料金はフォトスタジオによって差があるものの、百万ウォン 以上かける場合もある。撮影は本格的で、スタジオや野外など新郎新婦がタキシード、ウエディングドレス、民族衣装など、何度かお色直しや場所、ポーズを変えて行われる。昌徳宮や景福宮、オリンピック公園などのバックが絵になる場所では、こうした撮影をしている新郎新婦をよく見かける。
このようにして撮影するのは、もちろん本人らの記念のためということもあるが、親しい人に見せる目的も兼ねている。最近、結婚した職場の同僚も、最初は撮影をしないつもりだったが、周りの知人らがアルバムをつくっているため、見せるために仕方なく撮影したと言っていた。