韓国・ソウル在住
原田 一
ローラー運動靴が登場
ここ数年、韓国ではローラースケート、キックボード、インラインスケートというように、車輪のついたものがはやってきた。一時は、キックボードにエンジンの付いたものまで登場した。
そして今や、子供たちの間で爆発的な人気を得ているのが「パックィ・ウンドンファ」、つまりローラー運動靴である。
この靴は一見普通の運動靴のように見えるが、かかとにローラーを装着したもので、つま先を軽く上げるだけで滑れる。
今まではやっていたものは、スポーツ的な要素があり、スピードも出るので、プロテクターやヘルメットなどを着用するのが普通だった。これは歩いたり走ったりした慣性で短い距離を滑るだけなので、子供や初心者でも手軽に楽しめるところが特徴である。
最近、ソウル市内の道路の舗装がだいぶ良くなったのも流行の一因になったかもしれない。特に地下鉄の通路や広いフロアの建物の中では、スイスイと滑っている子供たちを見かける。
数年前、片道数十分を徒歩で通勤していた私は、時々ローラースケートで先を急ぎたい思いにかられたことがあるが、今さらローラー運動靴を履くような年でもないので、ちょっとうらやましいような気もする。
ただ、坂道や路地の多いソウルの町で、今まで以上に事故の可能性が多くなるのが少々心配であるが、この流行はしばらく続きそうである。