ウルグアイ・モンテビデオ在住
堀本幸伸
あきれてしまう税金徴収
ウルグアイでは公務員だけでなく、失業者や退職者も多く、健全な税収が難しい状態が続き、消費税が23%かけられています。最近では3%の別の税金が上乗せされ、実質26%の消費税です。
また、あらゆる書類は公的な証明が必要とされ、一つの書類提出に、二つや三つの違う事務所や役所を回り、はんこをついてもらいます。そのたびに手数料や収入印紙を支払ったり買わないといけません。
地主ともなると、毎年の土地税や、毎月の下水料金の請求書が届きます。ここまでは当たり前なのですが、驚いたのはこの他に請求書のない税金があったのです。
先日、突然地主に税金滞納の通知が一斉に届きました。しかも、多くの地主はその税金に心当たりがないのです。役所側は、九二年から税金がかけられており、ラジオで支払いの請求をしていたと言います。一般のウルグアイ人はそんなことは知らず、突然届いた滞納通知に驚き、役所の窓口は長蛇の列ができていました。しかも、八年分の罰金つきです。
この税金は初等教育税と呼ばれるもので、文字通り公立の小学校の予算へ充てられるものです。たとえそこに公立の小学校へ通っている子供がいなくても課せられます。
なんとも、初めから罰金徴収のためとしか思えない税金のかけ方に、驚くと同時にあきれてしまいました。