韓国・京畿道九里市在住
志田康彦
出費が多い「家庭の月」
韓国では五月は「家庭の月」と言われ、五日の「こどもの日」、八日の「父母の日」と祝日が続く。サラリーマンにとっては歓迎するばかりだが、これらの日以外にも祝日があり、五月は別名出費の月として、家庭の財布を握る母親たちには恐れられている。
特に今年はさまざまなことが重なり、例年になく母親たちには怖い月かもしれない。まず一日の木曜日がメーデーで会社が休みのため、一日から五日まで休暇をとる人が多く、長期旅行で出費がかさんだようだ。
五日のこどもの日は、子供連れで遊園地やデパートは超満員になり、日本にはない父母の日や十五日の先生の日には、両親や恩師にプレゼントをあげるのが風習になっており、これまたサイフからお金がでていく。私も連休に家族を連れて遊園地に出かけたが、入場に一時間もかかった。
さらに、韓国ではお釈迦さまの誕生日が祝日になっているので、祝日が多い分だけこれまた出費がかさむようにできている。幸いなことにお釈迦さまの誕生日と父母の日が重なったため、ある程度セーブできたかもしれない。
とどめは、イラク戦争や新型肺炎(SARS)などの影響で、韓国経済自体が悪化しているため、今月を乗り切るには各家庭のふところ事情も大変なことだろう。私も財布の中身はお寒い限りで、早く五月が過ぎてくれないかと祈るばかりだ。