南ア共和国・ヨハネスブルク在住
長野康彦
交通事故多い黄金週間
世界各地でそうであるように、南アフリカでも四月の十八日から二十一日まで、イースターホリデーの連休だった。統計によると、国民の80%がキリスト教信仰となっており、この時期は多くの人々が教会へ足を運ぶ。
一方で、これまた多数の国民が遠出する時期でもある。車での国内旅行が大半で、毎年ニュースになるのが交通事故だ。今年はイースターホリデーの四日間で交通事故件数が百九件、死者は百五十八人に上った。
イースターホリデーの次の週は飛び休が続く。二十七日が「フリーダムデー」。これはアパルトヘイトが終結した一九九四年、全国民参加の選挙が行われた日にちなんで設けられた祝日。そして五月一日の「労働者の日」、とまあこんな感じで祝日が続くので、イースターから五月初めは南アのゴールデンウイークといったところだ。
話は変わるが、今、世間で騒がれている新型肺炎のSARS。南アフリカでも最近、二人の感染者が確認された。
あるレストランでは、中国系の人々がテーブルに着いたところ、隣のテーブルで食事中のグループが食べかけのまま、逃げるように立ち去ってしまったという。もちろんSARS感染を恐れてである。そこまで過敏にならなくても、と思う反面、街を歩けば中国人にしか見られない私自身はどう思われているのだろう、とふと思った。