ウルグアイ・モンテビデオ在住
堀本幸伸
海外生活者は「親善大使」
ウルグアイでは町でアジア人を見つけると、特に子供たちは「チーナ(中国人)」と軽べつを込めて叫び、笑って走っていきます。最新では「ありがとう」や、その他の意味不明の言葉を発する場合もあります。また、大人もアジア人に良い印象を持っていません。
なぜ良い印象をもっていないのかと分析すると、一つには有色人種に対する根強い差別もありますが、一般的にアジア人は犬や猫を好んで食べると信じているからです。
さらに悪い感情を増幅させるように、ウルグアイの町で見かけるアジア人の大半は中国の船員か韓国の船員であり、彼らが船上で禁止されているお酒を、この時とばかりに酒場で酔いつぶれるまで飲んでいたり、韓国語で目立つ看板を掲げた、いかがわしい店があったりします。また、韓国人の船員が地元の売春婦に産ませた私生児も社会問題の一つになっています。
日本人に対しては他のアジア人よりも良い印象を持っていますが、初対面でよく聞かれる質問は「犬はおいしいのか?」です。電化製品や車を輸入しているので最先端の技術を持つ国として一目を置くものの、実際はアジアの国々の文化風俗の違いについては全く知りません。
一部の人たちの素行不良でその国民がすべてそうであるかのような誤解を招くので、海外で生活する人たちは、国を代表している自覚を持つ必要があります。