アルゼンチン・ブエノスアイレス在住
江頭利将
憩いの場パレルモ公園
首都ブエノスアイレスには、パルケ・トレス・デ・フェブレロ(二月三日公園)という世界一大きな公園がある。通称パレルモ公園である。
毎年九月四日は人種・民族の日。パレルモ公園はその時期になると、こんなにたくさんの人がどこにいたんだというくらい、さまざまな民族・人種の人々が集まり、それぞれの民族による屋台、踊り、民芸品が披露され、楽しいひとときを過ごす。このときほど、南米大陸の懐の深さを感じるときはない。
また、パレルモの中でもひときわ目を引く建物がある。ガリレオ・ガリレイ・プラネタリウムだ。プラネタリウムをはじめ建物内はすべて入場無料で見学できる。
そこから遠くない所に子供たちに人気の動物園がある。
そんな中に日本・アルゼンチン間において大変意義深い場所が存在する。それは、日系人が感謝の意味を込めて造ったパレルモ日本庭園だ。日本庭園としては南米一の規模で、単なる庭園だけではなく、アルゼンチンにおける日系人の文化活動発表の場であったり、各種会議なども催される多目的施設である。
特に年に二度あるランの展覧会と春のつつじ祭りは有名で、花木と日本文化を愛するアルゼンチン人と日本人の交流の場となっている。一九九七年には天皇皇后両陛下がご訪問され、名実ともにアルゼンチンにおける親日の拠点となっている。