韓国・ソウル在住
京谷訓浩
ロトくじがフィーバー
韓国の宝くじには、住宅宝くじ・トト宝くじ・ロト宝くじ・銀行系スピード宝くじなどいろいろあり、規模は日本のものと比べると、話にもならないほどでしたが、今フィーバーしている「ロト宝くじ」は状況が違います。
先日、久しぶりにショッピングに出かけたのですが、宝くじ売り場にたくさんの人が列をつくっているので何かと聞いたら、ロト宝くじを買うためでした。このくじ、一等の当選金が売り上げによって決まるのですが、予想当選金額が四百億ウォンを上回るということで購入者が急増し、これによって当選金額も瞬く間に七百億ウォンを上回るなど、ロト宝くじが韓国社会を激しく揺り動かしています。
また、ロト宝くじ当選金額の急増で、旧正月の連休には宝くじの購入ブームが起きました。最近、未当選金の繰り越しが二回に制限されたため、「最後の一獲千金」のチャンスという風潮があります。売り上げ金額は二千億ウォンを記録すると予想され、韓国史上最大の宝くじ売り上げとなるでしょう。
大手新聞によると、一等に当選する算術的確率は八百十四万分の一ということで、火事によって死亡する確率や雷に打たれて死亡する確率の実に二十分の一だそうです。当選する確率はほとんどゼロで、むしろこのような宝くじフィーバーによって、深刻な社会的後遺症を招く恐れがあると、専門家は懸念を表明しています。