韓国・ソウル在住
原田 一
信用カードはもう結構
最近、友人の依頼で信用カードを作った。既に二枚持っていたのだが、それ以外に四枚も追加することになった。友人にはそれによって紹介手数料が入るので、人助けのつもりだった。
数日後、カード会社から立て続けに確認の電話が入り、カードは無事に受け取った。しかし、そのあとがよくなかった。
さまざまなカード会社から、しょっちゅう電話がかかるようになったのである。「いついつまでに使えば、5%割引する」といった口である。
確かに信用カードには取引の利便性、迅速性があるが、最近いろいろな問題を抱えている。
第一に、街角やインターネットでも手軽に登録できるため、所得のない学生までカードを所持し、いたずらに消費欲求を増長している。彼らに対して、正しい消費文化を教育できるのだろうか。
第二に、カード使用による手数料で利潤を追求するカード会社は無分別にカードを乱発、会員拡大を図り、安易な消費を促している。そのため、信用不良の者が続出し、ひいては個人破産、殺人事件などと事態は深刻化している。
統計によれば、国民一人あたり四枚のカードを所持しているという。このまま行けば、経済はますます空回りし、大きなツケが回ってくるだろう。引き出しに眠っているカードはそろそろ処分して、身軽になったほうがいいかもしれない。