米国・ニュージャージー州在住
アンダーソン京子
クリスマスの“贈り物”
今年の冬は厳しいのか、今月五日にニュージャージー、ニューヨークは二年ぶりの大雪に見舞われ、十五−二十五センチの積雪となった。
朝八時ごろ降り始め、見る見るうちに周りが真っ白になった。「午後一時から三時の降雪量が最も多く、夜九時まで降るだろう」とラジオやテレビのニュースが流れ、市民に早めの帰宅を呼びかけた。学校は半日となり、子供たちは思いがけない早退を喜んでいた。
十一月二十八日の感謝祭からクリスマスまでは「クリスマス・シーズン」と呼ばれ、クリスマスの贈り物を購入するためにどこも忙しい。今、わが娘(14)も家族や友人に今年は素敵な贈り物を贈ろうと資金集めに余念がない。それで思い立ったのが「雪かき作戦」だった。
娘は学校が早く終わったことをいいことに、学校の友人二人と連れ添って、近所回りをした。一軒、一軒回りながら、「雪かきしますよ!」と訪ね回った。もちろん、老人だけの家は喜んで助けを求めた。結果は四時間で百八十ドル(約二万二千五百円)だった。
手袋に穴を開け、あるご老人からは帽子を貸してもらい、汗をかきながらの、友達との貴重なアルバイトであった。そして、「明日も休校になったら雪かきをしたい」と言っていたが、残念ながら休校にはならなかった。今年の娘からのプレゼントは非常に貴重な物になりそうだ。