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韓国・ソウル在住
京谷訓浩

車事故多く交通戦争に

 韓国の人口は四千六百万人(二〇〇〇年度調査)で、自動車の登録台数は、現在千三百八十万台である。九二年に五百万台だったから、十年間で二・八倍に増えたことになる。大都市圏の交通状況はひどく、慢性的渋滞に見舞われている。

 ここ十年間の、高速道路網の整備と幹線道路の拡張など、目を見張るものがあるが、それ以上の速さで車が増えているのだ。

 とくに、首都圏の月曜日と金曜日の通勤時間帯は、通勤の車でいっぱいになる。週末には、近郊への行楽のために長い渋滞が起きる。

 この慢性的渋滞を少しでも解消しようと、去年からインターネットでも、首都圏の交通情報をCCTVの画像で発信し、さらに首都圏の渋滞検知器からの情報を提供するホームページまでできた。しかし、これが渋滞解消に一役買っているとは到底思えない。車からはその情報が見えないからである。

 それから、事故が多いのも特徴である。一番の原因は、韓国人の性急な性格だと思うが、一般幹線国道の制限速度が80キロというのにも問題がある。さらに、この速度すら守られていない。つまり、一般国道で時速100キロ以上のスピードで行き来しているのだ。ドライバーは当然、信号に反応できないので、交差点での事故は絶えない。

 日本にも交通戦争という言葉があったが、韓国の交通状況もまさに戦争である。


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