南ア共和国・ヨハネスブルク在住
長野康彦
夏は雷が多発する季節
短い春が過ぎ、駆け足でやってきた南アフリカの夏は、雷の多い季節。ヨハネスブルクは年間を通じて晴天の日が多く、夏には日差しがギラギラと肌を刺す暑い日が続く。しかし週に何度かは夕刻、決まって雷雨が押し寄せる。
雨ならまだしも、時折ひょうが降るのにはまいる。普段なかなか見られない自然現象だが、外にいる人は大変だ。当たると痛いし、時にはピンポン玉大のものが落ちてきて、車のフロントガラスも割れてしまう。
雷多発の原因を調べたところ、どうやら地理的条件によるものと分かった。東はインド洋、西は大西洋に面する南アフリカは、夏になると両洋に発生した二つの高気圧に挟まれるようにして、内陸部に低気圧が発生する。
このとき、インド洋上の水蒸気をたくさん含んだ大気が内陸に吹き込み、内陸部の低気圧に急激に押しあげられる形で上昇、雷雲を発生させるというものだ。また,その雷鳴がハンパではない。「ゴロゴロゴロ…」というよりも何かさく裂したような音、あるいは地響きを伴う爆発音といったらいいだろうか。その大音量は心臓の悪い人にはちょっと心配なくらいだ。
雷は時には人を襲う。ゴルフのプレー中、雷雨に見舞われ、休憩所に避難したものの、近くに落ちた雷が濡れた地面を伝わり、プレーヤーを感電死させた。やはり自然の力は侮れない。