韓国・ソウル在住
原田 一
街には“黒いクモの巣”
韓国のインターネット利用者数は、今年の上半期で遂に二千五百万人を突破し、国民の58%を超えた。
ところが、ここ数年間の増加率は一九九九年の250%を頂点に年々減り続け、去年から今年の増加率はわずか5・2%。利用者は飽和状態になってきた。
そんな中でも三十歳以上や女性の利用者は増え続け、年齢・性別の格差が縮まってきたのが最近の傾向である。
ところで、既存の利用者は、高速インターネットに次々と乗り換えている。それに伴い、インターネットを利用した産業も発展している。わが家では、子供が塾に行かず、家でオンラインで勉強するようになった。
しかし、特に気になるのは膨大なスパムメールと悪質コンテンツである。私も朝の作業はスパムメールを削除することから始まる。
今年一月には、スパムメールを送った会社に対し、損害賠償を命じる判決が出たが、それでも画像のたくさん入った重いスパムメールは後を絶たない。
一方、街の隅々には、不法にケーブルが敷かれ、雑居ビルの付近は、空が見えなくなるほどだ。まさに街には黒いクモの巣が張られているようである。
電柱はケーブルの荷重に耐えられずに傾き、ひびが入り、先日の台風ではこれが原因で多くの電柱が倒れた。
次は、無線インターネットがこれを解決してくれるだろうか。