ウルグアイ・モンテビデオ在住
堀本幸伸
アルゼンチンとの違い
皆様もご存じのように、昨年末からのアルゼンチンの経済危機のあおりを受けて、ウルグアイも経済危機に直面しました。
アルゼンチンで起こった暴動のニュースが世界中に流れ、お茶の間を騒がせました。最近もまた暴動と治安の悪化が懸念されている報道を見ました。
ウルグアイでも銀行を閉鎖した当時、一部地域において、スーパーマーケットを襲撃する事件が起きましたが,警察が機敏で敢然と一般市民を守る行動にでました。暴徒はクモの子を散らすように逃げたり、ハイエナが獲物を遠巻きで見るようにしていました。
アルゼンチンでは、商店を襲う暴徒に対して警察が無力であることを露呈し、マスコミも暴動を助長するようなコメントばかりを流していました。
これに対して、ウルグアイでは、警察が商店や市民を守ることで、暴動を敢然と鎮圧し、マスコミも内相のコメントを報道しました。その後、暴動は起こらず、平穏を取り戻しました。その陰には、暴動の再発を防ぐため、警察力を強化し、市街地では一ブロックごとに警官が立つ努力をしています。
このことが、米国や世界銀行、IMFなどに高く評価され、今回の補助を受けられるようになった一つの要因でした。
このようにウルグアイとアルゼンチンの違いは、暴動発生当初の警察とマスコミの対応だったと思います。