ウルグアイ・モンテビデオ在住
堀本幸伸
入院時に行われる献血
ウルグアイにも赤十字社があり、献血を細々とやっているようですが、一般的にはポスターなど見かけません。その代わり面白いシステムが存在することに気づきました。
以前、このコーナーで取り上げましたが、ウルグアイの医療制度は国立と私立があり、ほとんどの人が私立の病院と契約を結び登録しています。日本のようにどこの病院でも診察してもらえるわけではなく、保険料を支払っている登録病院でしか診察してもらえないのです。
そして、入院をする理由(出産、病気)に関係なく献血を要求されます。もちろん、入院する本人が献血するのではなく、家族や知人がその人のために献血する仕組みになっています。輸血の準備かと思われるのですが、関係ありません。献血する血液型は入院する本人と一致する必要はありません。また、献血するのも入院と前後してもよいのです。緊急入院の場合、退院してからでも献血できるようになっています。でも、献血するときには「誰のために献血しますか?」と尋ねられます。そして、入院する人の名前を登録するのです。
献血の基準も病院によって異なり、厳しい(?)病院では朝食抜きで血液検査をして献血する病院もあります。その病院では「朝食をちゃんと抜きましたか?」といわれます。実際には朝だけでなく、八時間の食抜きが要求されます。