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韓国・京畿道九里市在住
志田康彦

随所に現れるW杯効果

 先日、家族を連れてサッカー観戦をした。午後七時からの試合で、子供が小さく、最初は行こうか迷ったが、たまにはいいだろうと思って出かけた。

 試合は、昨年Kリーグを制した「城南一和」と現在トップの「全南ドラゴンズ」との頂上対決。全南は昨年まで人気がなかったのだが、日韓ワールドカップ(W杯)で一躍スターになった金ナミルが所属していることもあり、急激にサポーターが増えたチーム。金ナミルはけがで出場していなかったが、W杯の“マスクマン”こと金テヨンが入場すると、観衆から大きな拍手と歓声が上がり、W杯選手の人気のすごさを示していた。

 試合は城南の申テヨンがペナルティーキックを決め、城南が辛勝。手に汗を握る熱戦でかなり見ごたえがあった。幼稚園に通う息子もボールの動きに従って、座ったり立ったりしながら見ていた。息子はサッカーに全く興味がなかったのだが、W杯以後は毎日のように外でサッカーをするほど、サッカー好きになった。外で遊びたがらない性格だっただけに、親としては思いがけない“W杯効果”である。

 試合を見ながら感じたことは、以前と比べ酒を飲んでくだをまく人がいなくなったことと、女性ファンが増えたことだ。今年のKリーグは四十二試合目で観客百万人を突破、一試合当たりの観客が二万人を超え、昨年に比べ二倍に増えているのも、W杯のおかげのようだ。


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