モンゴル・ウランバートル在住
加藤誠也
「母と子の日」の改正案
モンゴルで六月一日は「母と子の日」で祝日だ。家族で遊園地などに出かけ、親子が楽しく一日を過ごす。
この祝日は一九九四年に制定された。三月八日の「国際女性の日」を「女性の日」の祝日としてきたが、女性たちがパーティーに明け暮れ、酒を飲み、風紀が乱れることから、「女性の日」を廃止し、代わりにできたもの。今は親が子供にサービスする日として根付いている。
最近,「母と子の日」を「子供の日」とし、三月八日の「女性の日」を復活すべきだという声がある。「母」といった場合、未婚の女性が含まれていないので、「女性の日」の代わりになりえていないというのだ。
また、この日を「父母の日」とすべきだという主張もある。多くの国は「母の日」や「父の日」はあるが、モンゴルにはない。それにあたる日を「父母の日」にしようというものだ。
さらに「家庭の日」にしようという意見もある。「母と子の日」では、「父」が抜けてしまっている。家族みなで祝いあう日とすべきだというわけだ。
この案件について、昨年から国会で審議が始まっている。
今年は、この日を「アルコールなしで祝おう」と政府が呼びかけた。祝いといえば酒がつき物の国で新しい試みだ。いずれにしても、この日は家族みんなが健全に楽しめる形の祝日となるよう期待したい。