ブラジル・マットグロッソドスル州在住
濱田純一
W杯のブラジル流満喫
今回のW杯を、私は地球の裏側のブラジルで観戦してきた。予選リーグの第三ラウンドを除き、開幕戦から地上波で全試合ライブ放映する国は、南米ではブラジルだけかもしれない。九四年優勝、九八年準優勝で国民の最大の関心事であるW杯は、四年ごとに開かれる第二のカーニバルとして、テレビ局としても最大のイベントなのである。
ブラジルは移民の国で、欧州からの移民、アフリカからの移民、日系人をはじめとするアジア移民など、世界の民族が集まっている。今回のW杯では、各々の母国の国旗を振って、朝からお祭り騒ぎをしながら観戦している姿が連日放映されてきた。
セネガルの応援団、日本、韓国、中国の応援団、ドイツ、イタリアの応援団と、この国には、W杯出場国のほとんどが集まっており、改めてブラジルという国のすごさを実感した。
準々決勝で、ブラジルとドイツが勝った日などは、ドイツ移民は、二試合とも自国の勝利!ということでお祝い続き。また日系人も、たとえ日本が負けても、まだブラジルという大本命があるから、最後までW杯を十二分に満喫できるのだ。
ブラジルという国は、そういうサッカー好きの人々が各国から集まってきて、サッカーを楽しむためにできた国だと説明しても、あながち間違いにはならないかも。私も、他ならぬその一人である。