米国・ニュージャージー州在住
アンダーソン京子
スポーツに見る“異変”
世界が熱気で盛り上がるW杯の期間中、テレビでは全試合を放映し、新聞にも毎日試合の結果が大きく取り上げられている。しかし、地球の反対側で行われているw杯の試合を見ようと思ったら、夜中になってしまう。W杯に対して国民の意識が今一つ盛り上がらない。
米国の四大人気のスポーツはアメリカンフットボール、バスケットボール、野球、そしてアイスホッケーである。
バスケットボールでは十二日に決勝戦が行われ、誰も期待をしていなかったチーム(ニュージャージー・ネッツ)が決勝戦まで行った。
アイスホッケーでは、「シンデレラチーム」と呼ばれてあまり期待していなかったチーム(デトロイト・レッドウイングス)がスタンリー杯で優勝した。そして、「トーナメント最優秀選手」として、史上初めてヨーロッパ出身の選手(リッズトロム、スウェーデン出身)が賞を獲得した。
W杯の韓国−米国戦では、韓国国民が赤いシャツを着て失神しそうになるほど応援している時に、どのくらいの人が眠らずに夜を明かして応援していただろうか? それでも1−1で引き分けた米国チームを心から称賛したい。
最近の試合の結果を見ると、なぜか過去において弱かった者たちやマイノリティーが活躍している。大きな希望の時を迎えた気がしてならない。