エジプト・カイロ在住
鈴木眞吉
日本女性狙う悪事が横行
先日、黒砂漠と白砂漠観光のため、バハレイヤ・オアシスに出かけた。
表面を鉄鉱石に覆われた黒砂漠には、富士山型の美しい山が連山をなし、実に雄大な風景を楽しめる。
一方、白砂漠は石灰岩の山が風化して美しい彫刻となり、その群れがあたり一面に無数に広がる。月世界に降り立ったかのような錯覚に陥るほど、幻想的で幽玄な世界を堪能できる。
ところが、この自然芸術を利用して、日本人女性を狙い、性と金銭目当ての犯行まがいのことが横行している。カイロ市のタハリール広場あたりで、片言の日本語で話しかけては、バハレイヤ・オアシス観光を勧め、安く案内すると申し出る手口だ。
結局、自宅や友人の家に泊めるか、砂漠に宿泊するなどして、宿泊代を稼ぎ、セクハラ行為をして偽装結婚への道を開く。日本に自由に出入りできる特権を得ようと、エジプト人男性がてぐすね引いているという話だ。
こういった手口に実際引っかかる女性には、誘惑されたくてくる女性もいるというから話がややこしくなる。
ホテル経営者や観光警察は打つ手がなく、事件が起こらないよう見守るだけというのが実情だ。殺人事件でも起きれば観光客が激減し、業者や国家にとって大きな痛手を負うことになる。しかし、若い男女はそんなことお構いなしの行動を続けている。