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モンゴル・ウランバートル市在住 加藤誠也
豪勢な“卒業式ツアー”
モンゴルでは五月が卒業シーズン。クラスごとに行われる大学の卒業式は、この時期、毎日どこかで行われている。大学生にとって卒業式は、四年間ともに学んだ級友と、一日中遊び続ける日でもある。
ウランバートル市では、お決まりの卒業式の一日ツアーコースがある。午前中は大学で公式の卒業式。そこで卒業生は新調のデール(民族衣装)を身にまとい出席。友人や家族から花束を受け取り、クラスで記念撮影をする。次は、大型の貸切バスに乗り込み、市内で最も見晴らしのいいザイサンの丘へ行き、街を一望する。今度は市内の中心部、スフバートル広場で記念写真を撮る。以上は欠かせないコースで、その後も貸切バスで市内観光が夕方まで続く。
夕食は高級ホテルのレストランなどでとり、歌って踊っての卒業パーティーが行われる。高級レストランは毎日、卒業パーティーの予約でいっぱいだ。その後は、それぞれバーへ繰り出し、二次会・三次会と、深夜まで卒業パーティーは続く。
これだけのコースをこなすのに、卒業生はこの一日で数万円を使う。首都での月給は一万円が相場だから、莫大な金額だ。それでも大学生は、この日のためにお金はあるという感覚で、景気よく使う。
現実は貧しい学生が多いが、この日ばかりは、みなリッチな気分でエンジョイしている。
米国・ワシントン在住 立川直樹
体重を気にする米国人
ワシントンの中心に、「モール」と呼ばれる広大な広場がある。新緑の季節になると、芝生の緑が鮮やかさを増して、そばにあるホワイトハウスや議事堂の白い壁面とのコントラストが見事だ。
昼休みになれば、この広場はジョギングする議会関係者やビジネスマン、オフィスレディーなどであふれる。みんな黙々と走っている。タフな米国人だが、午後からの仕事は大丈夫なのか、と気づかわれるほどだ。
米国人は太りすぎの人が多く、日本のお相撲さん級の人もよく見かける。「太った人は出世しない」「体重とサラリーが反比例する」との説がまことしやかに流布するほど、米国人は自分の体重を気にする。私の友人の女性もその一人。自分のオフィス隣のホテル内にあるフィットネスジムで、一汗かいてから仕事にとりかかるのを日課にしている。「健康にいいから、あなたもジムの会員になったら」と勧められるが、米国人並みにフィットネスをやったら、その日一日、仕事にならないだろうと思い、いまだに会員にはなっていない。太っておらず、そもそも必要性を感じないからだ。
米国人に太りすぎが多いのは食生活に問題があるのだから、ダイエットに励むより食べ過ぎに注意すればいいのに、と思う。もっと矛盾しているのは、太っている人よりも、あまり減量の必要性がなさそうな人のほうが、体重に神経質なことだ。
エジプト・カイロ在住 鈴木眞吉
日本女性狙う悪事が横行
先日、黒砂漠と白砂漠観光のため、バハレイヤ・オアシスに出かけた。
表面を鉄鉱石に覆われた黒砂漠には、富士山型の美しい山が連山をなし、実に雄大な風景を楽しめる。
一方、白砂漠は石灰岩の山が風化して美しい彫刻となり、その群れがあたり一面に無数に広がる。月世界に降り立ったかのような錯覚に陥るほど、幻想的で幽玄な世界を堪能できる。
ところが、この自然芸術を利用して、日本人女性を狙い、性と金銭目当ての犯行まがいのことが横行している。カイロ市のタハリール広場あたりで、片言の日本語で話しかけては、バハレイヤ・オアシス観光を勧め、安く案内すると申し出る手口だ。
結局、自宅や友人の家に泊めるか、砂漠に宿泊するなどして、宿泊代を稼ぎ、セクハラ行為をして偽装結婚への道を開く。日本に自由に出入りできる特権を得ようと、エジプト人男性がてぐすね引いているという話だ。
こういった手口に実際引っかかる女性には、誘惑されたくてくる女性もいるというから話がややこしくなる。
ホテル経営者や観光警察は打つ手がなく、事件が起こらないよう見守るだけというのが実情だ。殺人事件でも起きれば観光客が激減し、業者や国家にとって大きな痛手を負うことになる。しかし、若い男女はそんなことお構いなしの行動を続けている。

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