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米国・ニュージャージー州在住 アンダーソン京子
ファミリーデーの創設
土地が広いせいか、車が運転できないと、どこにも行けず、何もできない。ニューヨーク市のような大都市は別として、少し郊外にでると、大都市への公共交通機関以外は不便だ。
子供たちの登下校時や友達の家に遊びに行く時も、車での送り迎えが必要になる。ましてや、放課後の習い事は、もっと遠くになるから、どうしても親か身内、親友などが助け合って、送り迎えをすることになる。
当然、子供が多くなれば、親の車の運転時間も増える。例えば、一人がサッカーの試合、もう一人がバスケットの試合、そしてもう一人がピアノのけいことなると、皆が皆,違う場所だから、親は放課後、車の運転で忙殺されることになる。そんな状況では、ゆっくり家族そろって夕食をする時間などは自動的に減っていく。
その悪循環を懸念して、「ファミリーデー」というものをつくろうと提唱している人たちがいる。最低一カ月に一度は、家族が一緒に過ごす時間を設けようという趣旨である。
ある町ではファミリーデーを設け、その日は学校の宿題が出ない。映画館やレストランでも特別割引となる。とにかく、何でもいいから家族全員が一緒に時間を過ごして、何かをする日となった。忙しい現代社会の中でつくられた苦肉の策だが、家族内の会話の必要性を痛感するきょうこのごろである。
ブラジル・マットグロッソドスル州在住 濱田純一
W杯、頼りは監督采配
サッカーのW杯南米予選では、アウエーで九試合中六敗を喫したセレソン(ブラジル代表)。九三年ごろまでは、予選で崩れることはなかったセレソンも、今予選では徹底的に研究され、執拗な体を張ったマークに苦しみ、一時は本選出場を危ぶむ声さえ聞かれた。とりわけ決定力不足が悩みだった。
歴代のFIFA年間最優秀選手が並ぶブラジルのFW。最終名簿には、九四年のW杯MVPロマーリオの名はなく、ロナウドは往年の輝きに欠け、またリバウドもけがの状況が懸念され、FWが勤まるかは微妙なところだ。
唯一の希望は、そのリバウドから司令塔の位置を奪ったホナルジーニョ。ここ数試合ゲームメーカーとして真価を発揮しており、本選での活躍に大きな期待が高まっている。
また、南米予選で最終的な監督として就任したスコラリ氏は、近年、パルメイラスをトヨタカップに導くなど、国内では最高の評価と人気があり、スコラリ氏の采配に期待する声もかなり高い。現実的には、国民は監督頼みといったところである。
いろいろと不満の声の絶えないセレソンだが、今年四月、ポルトガルとの試合では、多くの時間ボールを支配し、役者の違いを見せつけた。
ユニホームのマークに輝く四つの星は、過去四度の優勝の印である。セレソンは今年、五度目の優勝を目指す。
南ア共和国・ヨハネスブルク在住 長野康彦
とんだカージャック事件
南アフリカは車社会で、この国を象徴する犯罪の一つがカージャックだ。
最近、それに絡んでこんな事件が起きた。八十三歳になるおばあさんが車で買い物へでかけた。ショッピングセンターの駐車場に車を置き、買い物を済ませて、車へ戻ったところ、車内に見知らぬ三人の男がいることを発見。すかさず、いつも護身用に携帯している短銃をハンドバッグから取り出し、銃口を三人に向け車に接近した。
銃に驚いた男たちは一目散に車から逃走した。不審な男らを追い払ったおばあさんはホッと一安心。運転席に座りエンジンをかけようとキーを差し込んだら、どうも具合がおかしい。不思議に思ったおばあさんが、駐車場を見回したところ、同型同色の車を発見、そちらがおばあさんの車だった。
とにかく、事の経緯を報告すべく警察に出向いたおばあさんが係員に話した内容はこうだ。「ショッピングセンターでカージャック犯人を追っ払ったよ」。おばあさんは他人の車だったにしろ、カージャック犯人を追い払ったと思い込み、犯罪撲滅を掲げる警察に市民協力したことを誇らしげに報告した。
ところが同じころ、同警察署内では男性三人が見知らぬ老女に拳銃で脅され、カージャックされたと届け出ていた。ああ、おばあさんの勘違い。しかし誰も傷つかなくてよかった。

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