|
イスラエル・テルアビブ在住 野中 直
テロで取り締まり強化
イスラエルとパレスチナの確執が毎日報道される中、ここテルアビブでもテロはある。数週間前、いつも通る目抜き通りのシーフード・レストランで乱射事件があった。多くの人々が早朝にもかかわらず、ダンス中で多数の犠牲者が出た。
テロが発生する度にテルアビブの街も警戒が厳しくなった。普段はオフィス街の大きなビルにだけセキュリティー担当の警備員がいたのだが、最近では小さいオフィスビルや各レストランにも警備員がつき始めた。
警備員たちは銃を持ち、入念に持ち物検査をする。建物に入る人はバッグの中身を見せてチェックを受けなければならない。また、駐車場に入るには座席を調べ、またトランクを開けて不審物がないかどうかを警備員に見せなければいけない。
この警備員の数は最近になって急増している。また警察の取り締まりも厳しくなった。至る所に警察官が立っている。怪しそうな車があればすぐに止めて尋問している。一時停止など怠るとすぐに止められる。ついでに身分調査まで行う。
不景気だが、企業は動き続けている。その一方で、どんどん倒産もしている。レストランはオープンしているが、少しずつ空きのテナントが増え始めた。皆はレストランに行かなくなった。警備員の数が増えても雇い主がいなくなれば元も子もないだろう。早くこの悪循環に終止符を打たねばならない。
ドイツ・ベルリン在住 富田武史
労力を使う“引っ越し”
引っ越しにはかなりの労力を要することは,経験者ならば誰でも理解できると思う。「引っ越し貧乏」と言われるように、引っ越しにかかる費用も莫大だ。
最もメジャーな物件探しの方法は、土曜日の新聞からだ。だが、配達される土曜日の朝を待っていては遅いのだ。真剣に探している人は、前日の深夜、駅や街頭で新聞を買って夜通し物件を調べる。そして土曜日の朝七時ごろから、かたっぱしから電話をかけ始める。
そしてめぼしい物件をとことん訪問するわけだが、良い物件となると倍率がかなり高い。最終的に誰にするかは、申し込んだ先着順、現居住者の独断、不動産の判断などが考えられる。
だからこそ、結果は運まかせの部分が大きい。六十人が見学し、そのうち約半数が申し込んだアパートから運良く選ばれた友人は、「ミス・ジャーマニーにでも選ばれたような気分だ」と話した。
引っ越し先が決まると、現在の住まいのリノベーション、解約手続き、後継人探し、引っ越し会社の手配などが必要となり、まさにフルタイムの仕事となる。良い引っ越し会社を見つけるにも運が必要で、なかなか良いところに巡り合わない。見積額が三倍ほど違うという話は日常茶飯事。
前出の友人は、物件探しに始まって引っ越し準備から完了に至るまで半年以上を費やし、一年で約二カ月ある休暇をすべてパーにした。
韓国・ソウル在住 京谷訓浩
桜の花を堪能する季節
冬が過ぎ、ぽかぽかと暖かい陽気になりました。韓国にも桜がたくさんあり、もう少しすると花見ができます。韓国では、南部にある鎮海市が有名です。
何せ、市全体に桜の木が植えられ、桜が開花すると、本当に見事です。毎年四月上旬には、“軍港祭”と題した桜祭りが開催され、この期間に全国から百万人を超える人がこの祭りに訪れます。国鉄もイベント列車を臨時に運行します。
鎮海市の広報によると、現在二十二万五千本もの桜の木があり、二〇〇四年までに三十万本を目標に植樹する計画です。
このほかにも、鎮海市の隣に位置する昌原市にも公園や幹線道路に桜がたくさん植えられていて、花見を楽しめます。休日には、桜が多い公園の周りは大渋滞になるほどです。
一方、ソウルにも桜がたくさんあり,鎮海市などの南部とは開花に二週間ほどの時差があります。南山タワーのある南山公園やヨイド公園などが有名で、南山公園は山全体が桜で覆われている感じです。ふもとのバス停から南山タワーまで四十分ほどの散歩道があるのですが、カップルや家族づれで桜の花を楽しみながら散策するには最高の場所だと思います。ヨイド公園では多くのイベントが催され、子供を連れていくと結構楽しめます。
この春に韓国に来る機会がありましたら、ぜひ桜を堪能してください。

|