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韓国・京畿道九里市在住 志田康彦
北朝鮮の食糧難対策を
ある放送局では、毎週日曜の朝に、北朝鮮の様子をテレビで放送している。ほとんどが北朝鮮のテレビ局が流したものから一部を抜粋したもので、北朝鮮の事情がわかって面白い。
先日放送された中に、子供たちにバスケットボールを勧める話があった。なぜ、バスケットボールなのかというと、子供たちの身長が平均して低いからだ。
これは国家的に推進している政策で、各地に自由に使えるバスケットリングを作っている。背が低いのは栄養が足りないからだと思うが、食糧難の北朝鮮としては致し方ないことなのだろう。つい先ごろも、貧しさに耐え切れず、二十五人が北朝鮮から脱出して韓国にやってきたが、中国には北朝鮮から脱出して潜伏している同じような人々が数十万人もいるという。大変な数だが、これらのほとんどが思想的な問題よりも、“食べる”ことを目的として脱出してきた人々であることに、大きな問題をはらんでいる。
現在数十万人とみられる潜伏者も、いずれは韓国に安住の地を求めてやってくるだろう。経済と文化のギャップを埋めるような提案を出さない限り、韓国の社会問題に発展する可能性もあるので早急な対策が必要だ。
統計では昨年一年間に韓国で排出された残飯の量が、北朝鮮で一年食べる食糧の量を超えたというニュースがあったが、何とか工夫をすれば道はあると思うのだが。
ウルグアイ・モンテビデオ在住 堀本幸伸
腐った牛乳はチーズ?
ウルグアイの牛乳は、普通一リットルのビニール袋に入って売られています。さらに、毎朝工場からスーパーなどの小売店に配達されています。
ビニール袋入りの牛乳は冷蔵の食品棚に整然と並べられています。そして、それを手にすると、ちょっと濡れています。「湿気が結露したのかな?」と初めは思っていました。しかし、そうではなかったのです。実は、どの袋かはわからないのですが、牛乳が漏れているのです。
驚く私のその横では、手にとった牛乳袋を丹念に調べ、漏れていないか確かめている主婦がいるではないですか。さらに、レジに行けば、漏れた牛乳で汚れたレジ台をふくふきんが用意されているし、時たま主婦の目をかいくぐった穴あき牛乳を、レジのおばちゃんが見つけ交換しているのです。
ある日、私も袋をよく調べ、レジのおばちゃんも異常を発見せず、無事に家までたどりつきました。そして、それを暖めて飲もうと鍋に入れてびっくり。中身が腐っていて、ドロドロと出てきたのです。私は即、捨てようと思ったのですが、ちょうどそこに居合わせた南米出身の友達がそれを使ってコテージチーズを作ったのでした。
この話をウルグアイ人の友達にしたら、ごく当たり前のことで驚くことではなく、だから冷たいままでは飲まず、暖めて飲むように念を押されました。これって、日本なら大騒ぎですよね。
アルゼンチン・ブエノスアイレス在住 江頭利将
社交場としての喫茶店
アルゼンチンは土曜・日曜日が完全休日。大型スーパーやデパート以外はほとんどが休み。しかし、どんな日も必ず開いているところがある。それは街中にあふれるコンフィテリーア。
コンフィテリーアとは喫茶店のことだが、用途は多様だ。都市のコンフィテリーアは、広く明るいものが多く、商談や友人との待ち合わせなどに、気軽に利用できる。また、軽食もでき、値段もそこそこなので、のどが渇いたり、おなかがすいたときは、一番無難で間違いがない。
そこでの一番の定番メニューが、カフェコンレチェとメディアルーナ。レチェとは牛乳のことで、牛乳たっぷりのエスプレッソコーヒーがカフェコンレチェ。そして、しっとりとした甘みを持つクロワッサンがメディアルーナ。この組み合わせがお決まりのメニューで、全国どこでも食べることができる。
日曜の朝早く、定番メニューを街角のコンフィテリーアで味わいつつ、静かに新聞を読むことを習慣としている人が多い。人が集まれば、政治話に花を咲かせるアルゼンチン人の情報源は、週末の朝刊読みにあるのではないかと思えるほどだ。日曜の特別版は分厚いが、真剣な面持ちで読みふけっている人が多い。アルゼンチン人にとって、コンフィテリーアはなくてはならない社交場として、また静かに物事を考える場として重要な役割を果たしている。

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