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韓国・ソウル在住 原田 一
使い捨て容器の再利用
ここ数年、街にはファストフードやテークアウトのコーヒーショップが増えている。私も時々利用しているのだが、喜んでばかりもいられない。
携帯用食料・飲料を販売するいわゆる「テークアウト専門店」が全国に拡散し、使い捨て容器は、昨年に比べて25%も増加しているのである。
年平均六十億個以上の使い捨て商品が増加しており、再活用や埋め立て、焼却などの事後処理の対策もなく、一方的に排出され、環境汚染が憂慮されている。
あるコーヒーショップのチェーン店だけでも、この二年間で百八十軒あまりの店舗を開設し、各店舗で一日平均二百五十個あまりの紙・プラスチックのコップなどを排出している。
ファストフード店の場合は、すでに法規制がなされ、使用量の90%以上が再活用され、紙コップの場合はちり紙などの原料に回されている。しかし、テークアウト専門店では、顧客にその規制をするのは難しい。
そんな中で、排紙を利用したカップラーメン容器を開発するベンチャー企業が現れた。この紙容器は、合成樹脂に比べて経済的で、使用後は全量再利用が可能で、埋め立てや焼却の必要がないのが特徴である。また、電子レンジに五回もかけることができ、発ガン物質が検出されないという試験結果も出て、特許を獲得した。
まさに、捨てる「紙」あれば、拾う「紙」ありである。
ウルグアイ・モンテビデオ在住 堀本幸伸
聖ニコラウスの記念日
キリスト教文化圏、特にカトリック文化圏では、歴史上のキリスト教の聖人たちの記念日が年間を通して定められています。ウルグアイもご多分に漏れず、その伝統を踏まえています。そして、十二月六日は聖ニコラウスの日として静かではありますが、人々は意識しています。
日本では聖ニコラウスと言っても、すぐにはなんのことが気づかない人がほとんどだと思います。この人こそサンタクロースの原形となった人です。
日ごろ宗教性を感じさせないウルグアイの人々でさえも、六日は聖ニコラウスの日であることを口にします。そのためか、クリスマス商戦は日本や北米ほど熱が上がりません。もちろん、サンタクロースの話をしないわけではないのですが、クリスマスとプレゼントが一致していないようです。
町中ではクリスマスの雰囲気を作ろうと飾り付けをしていますが、いまいち盛り上がりに欠けます。さらに、家庭ではクリスマスツリーだけでなく、必ずといってよいほど、イエスの誕生した時の様子を庭などに再現して飾っています。
ですから、プレゼントはサンタクロースが持ってきてくれるという考えもさることながら、イエスが生誕した後に、東方の三博士がイエスへ献上した贈り物の話の方が人々の心の中に根付いており、そちらのイベントの方がより定着しています。
イスラエル・テルアビブ在住 野中 直
報道と現実のギャップ
最近は家族や友人から心配の電話がかかってくることが多い。テレビでは連日イスラエルのテロの様子を流している。そこは大丈夫なのか、早く帰ってこい、と心配の声は絶えない。
私はテルアビブに住んでいるが、ここは他と比べてテロの数は少なく、比較的平和な毎日を送っている。テレビで放送されている多くはパレスチナ自治区の様子である。自爆テロがどこかで行われれば、イスラエル軍がそれに対して自治区に報復をする。戦闘機や戦車、ヘリコプターが出てくる戦闘シーンは自治区で行われているのである。
一方、イスラエルの人たちに日本の印象を聞くと、地震が多いとか、芸者のイメージなどが多い。人によっては地震が多すぎて住めないのではと心配をする。
しかしながら日本の家は皆、耐震構造をもっていて、ある程度の震度には耐えられることなどは比較的知られていない。また、狭い日本とはいえど、全国各地でひどい地震が勃発しているわけではない。しかし、報道とはそういう印象を与えてしまう。日本からの報道があれば、その国の人にとっては報道だけが相手の国の姿になる。
イスラエルには三大宗教の聖地がある。巡礼客、観光客も減ってしまった。戦闘を起こしているイスラエル側の責任ではあるが、報道によって一方的なイメージが作られてしまうのは仕方のないことなのだろうか。

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