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韓国・京畿道九里市在住 志田康彦
いやし系カフェが繁盛
先日、日本人仲間の集まりが大学路であった。大学路は若者がたくさん集まる街。久しぶりに会った私たちは食事をした後、“いやし系のカフェ”があるということで,冷やかし半分で行ってみた。
そこは四階建てのビル全体がひとつのカフェになっていた。室内は透明のガラスで、いくつかの小さな部屋に区切られていて、大きなテーブルにいすが置いてある。私たちのグループは人数が二十人近くいたので、最上階の一番大きな部屋に通してもらった。
ここは各自がお茶を注文すると三時間まで使えるというシステムで、時々店員がお茶をつぎにやってくる。何がいやし系なのかと聞いたら、頼むと専門のカウンセラーがカウンセリングをしてくれるのだという。
大学路にはこのようないやし系のカフェがいくつかあり、どこもお客さんでいっぱいだというのだ。隣の部屋では何をしているのかとのぞいてみると、皆テーブルを囲んで勉強をしていた。教会の勉強会にも使われている。
こういうお店が繁盛するのは、安いお金で何時間もグループでの勉強会が可能という便利さもあるが、やはり雰囲気が落ち着いていて、ゆっくりできるところにある。それにいやし系ということであれば、ストレスの多い韓国社会では、今後もこういうカフェがどんどん増えていくのではないかと思った。
モンゴル・ウランバートル市在住 加藤誠也
冬の大敵に“大気汚染”
ウランバートル市の冬は、零下三〇度以下になる寒さ以外に、もう一つ環境を辛くしているものがある。大気汚染だ。
モンゴルの伝統的移動式住居ゲルなどの家屋では、暖房の燃料に石炭を使っている。それによって排出されるガスが地域一帯を覆ってしまう。
また、自動車も急増しており、車からの排ガス汚染も深刻だ。数年前では考えられなかった渋滞も、首都ではもう当たり前だ。
筆者が住んでいる地域はセントラルヒーティングを備えたアパートの多い住宅地だが、それでも特に朝は空気が悪く、煙っぽくて視界が悪い。外出するとせき込んでしまう。
モンゴルといえば、広い草原に澄んだ青空を浮かべる人が多いと思うが、それは地方のことで首都の状況はちょっと違う。人口の少ない地方では、多少排ガスが出ても、大気が汚染される可能性は低い。それと暖房の燃料に家畜のふんを使っているというのも環境を守ることに一役かっているようだ。
家畜のふんは、石炭より空気を汚す率ははるかに低い。たしかにふんをたいた煙をかいでもせき込むことはない。夏は蚊やハエなどの虫除けの役目もしてくれる。
ふんは環境にいい燃料かもしれない。しかし、だからといって人口が密集している都市で使うのは、輸送手段や売買方法など考えると現実的には難しい話だろう。
ブラジル・マットグロッソドスル州在住 濱田純一
消えたイルミネーション
ブラジルはカトリックの国。十二月ともなれば、例年、町のあちこちでクリスマスの飾り付けが華やかで、見るものを楽しませてくれるのだが、今年は私の町のメーンストリートの街路樹を、毎年きらびやかに覆っていたイルミネーションの明かりが、いつまで待っても取り付けられないでいる。
今年六月から全国的な節電政策が実施されているブラジルでは、月ごとに前年比二割減のノルマが各都市ごと、また各家庭ごとに課されてきた。三カ月連続で目標を達成しないと、一般家庭では三日間の停電という罰則もあり、人々の意識はいやが上にも節電に向かっている。都市にも目標値が設定され、市役所の電灯も昼間は消されているところもある。当然、住宅街でも、クリスマスの訪れを告げるランプを飾っている家はほとんどない。
それでも今年は例年になく雨の多い年で、水力発電に多くを頼っている電力会社では若干の余裕も見えてきたようで、十二月に入って目標値は私の町でも12%にさがった。
ブラジルは、これからが真夏の暑さ。すでにリオなどでは、暑くて節電などできないだろうということで、節電目標が0%(前年と同じまでは使える)になるとか。しかし、この政策、年が明けても解除の見通しはなく、節電の苦労の中で、人々は暑いクリスマスを迎えていく。

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