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イスラエル・テルアビブ在住 野中 直
山の上に町を造る習慣
イスラエルに来てバスに乗って景色を眺めていると、ほとんどの町が山の上に築かれていることに気づく。エルサレムなどは顕著な例と言える。テルアビブは平野部にあり例外だが、最近では職場はテルアビブにあっても、その通勤圏内で近郊にある山上の住宅地に住まいを構える人が多い。どうしてイスラエルの人たちは山の上に住みたがるのだろうか。
イスラエル人に聞くと、ほとんどの人は防衛上の理由だという。古代には敵が地上からどう攻めてくるかは、山の上にいれば知ることができた。安心して住み、いち早く危険に対応するには山の上にいるのが安全だったのだろう。
第二の理由としては景色が良いことだろう。山上の町に住む友人の家に招待されたことがあるが、その家から一望できる景色は大変美しかった。五十キロ四方は見渡せたのではないか。このような景色を毎日見ながら暮らせるのは大変気分がよいだろう。
また、地理的な観点から言って、イスラエルの山は大変なだらかで丘のような山も多い。山頂が平野のようになだらかならば、家も建てやすいだろう。
こういった山の上に家を建てる習慣は何千年もの昔からあったのだろうか。私はふとノアの箱舟のことを思い出した。ノアがこのパレスチナの地に住んでいたかどうかは知らないが、彼も山上に船を作るのは大変だっただろう。現代のイスラエル人もまた山の上に家を造るのはただごとではなかろう。資材は持って上がらなければならないし、コストはかかるし、一苦労だ。平野に集中して家を建てている日本人には到底、理解できない習慣なのかもしれない。
ウルグアイ・モンテビデオ在住 堀本幸伸
6日は「主御公現の日」
カトリックの伝統を中心に日常生活を送るウルグアイでは、毎年一月六日は、「主御公現の祝日」としてお祝いをします。
この日は、新約聖書のマタイによる福音書第二章に描写されている、イエス・キリストのご生誕をお祝いするために、はるばる東方から三人の博士が、長い荒野を旅して貢ぎ物を持ってきた話が、「主御公現の祝日」のお祝いの始まりです。
ですから、伝統的にこの日には、子供たちにおもちゃをプレゼントする習慣があります。ある意味においてクリスマスのサンタクロースよりも重要な意味があります。
子供たちは、新年があけると、両親とともにこの三博士へあてた手紙を書き始めます。その中で、「主御公現の祝日」にどんなプレゼントが欲しいかを書くわけです。そして、その日が来ることを待ちわびます。特に、前日の一月五日は、一年のどの日よりも早くベッドに入ります。寝ていないと三博士がやってこられないと信じられているからです。
さらに面白いのは、寝る前に玄関先に三博士がラクダに乗ってくるので、ラクダが食べられるように飼い葉と水を添えて置くことです。そして、夜の八時ぐらいには子供たちは寝付いてしまいます。あけて六日の朝五時ごろに起き出し、三博士からの贈り物を受け取りに行きます。玄関に行くと、飼い葉も水もなくなっていて、代わりに贈り物がおかれているわけです。ですから、本当に信じている子供たちも多くいます。
二十数年前までは、治安も良く、贈り物はすべて玄関の外に置いてあったそうです。最近では、外に置いてあると持っていかれるので、玄関の中に置いてあります。
韓国・ソウル特別市在住 竹井弘樹
COEXモールが人気
ソウルの三成洞に、いつも若者たちがあふれ、新スポットとなっているCOEXモール(ウェブサイト http://www.coexmall.com)というところがあります。今回は、ここについてリポートします。
COEXモールは、ソウルの地下鉄2号線の三成駅五番出口に位置し、交通の便がよい場所です。もともと地上にはデパートや貿易センター、ASSEMタワーがあり、韓国の主な展示会や国際会議が行われる場所なのですが、その地下には、地上のオフィス街からは想像しがたい総合エンターテインメント場が広がっています。その面積は二万六千坪余り。さまざまなショップや食堂街、水族館、映画館、ディスコ、ゲームセンター、PCバン(インターネットカフェ)、キムチ博物館などがあります。
噴水台があるところでは、週末にはバンド演奏やさまざまなイベントが行われています。食堂街は、湖畔食堂広場とよばれる場所を中心に、和食・洋食・韓国式やファストフードの店が軒を並べています。和式のトンカツ屋は韓国でも人気があるようです。
そして大型の本屋もあります。本屋では、日本でなかなか見られない光景をみることができます。それは、本を立ち読み程度ならまだしも、床に座り込んで本格的に読んでいたり、参考書を開いて宿題をしている学生などの姿です。それでも店員は一向におかまいなしといった感じです。
読者の皆さんも韓国に来られたときには、一度足を運んでみられてはいかがでしょうか。韓国の最近の顔をみるには最適の場所かと思います。

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