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エジプト・カイロ在住 鈴木眞吉
エジプト人の食べもの
エジプトはアフリカ大陸にありながら、中東地域の一国であり、地中海に面してギリシャ・ローマ文化の影響を受けたかと思えば、イスラム教徒が流れてきて、東洋からの文化も受容した。
エジプト人は日常一体何を食べているのだろうか? 答えは、豆類、パン類、お米を主食に、魚、肉(ブタ肉を除く)、野菜、果物など結構いろんな種類の物を食べている。さしずめ日本でいえば、うどんやそば、ラーメンといった庶民が気軽にどこでも食べられるのがコシャリ、ターメイヤ、ショウェルマなど。コシャリは、いろんな種類の豆類に、お米やスパゲティ、マカロニなどを交ぜたもの。ターメイヤはソラ豆をすりつぶして揚げた野菜コロッケ。ショウェルマは鉄板で焼いた羊や牛、鶏の肉を独特に味付けしてパンの中にはさんだもので、エジプト版ハンバーガーだ。
味付けは酢あじ、レモン味を基本にして、実に種類豊富な香料を用いている。日本人にはしっくりこない味のため、最初は戸惑い、ついにはしょうゆ味を求めてさまよう結果になる。ただし、その味に慣れてくると病みつきになる。アエシと呼ばれるパンも焼きたてはやわらかくておいしく、タヒーナと呼ばれるゴマをペースト状にした、パンなどにつけるタレも手放せなくなる。
果物は実に豊富で味がよく、イチジク、メロン、スイカ、ブドウ、オレンジは目が飛び出るほど安い。マンゴーやザクロ、イチゴ、ニンジンなどの生ジュース類も安く味わえる。エジプト人は男性も女性も実によく太っているが、大食家が多く、それだけ食料には恵まれているということなのだろう。
ドイツ・デュッセルドルフ在住 富田武史
すし屋が開店ラッシュ
日本人として、外国生活をするにおいて恋しくてたまらない代表的なものと言えば日本食。その中でも、すしは特別になつかしい。ドイツにも日本食レストランは数多くあるし、そこですしを口にすることができる。しかし、日本のような種類が豊富で、大きくて新鮮なネタに出合うことはない。
ドイツでは現在、食生活が見直されているが、その一環で日本食、特にすしがブームになっている。先日、久しぶりに旧東ベルリンに出かけると、「すしバー」という看板をあちらこちらで見かけた。すしバー開店ラッシュであるそうだ。今では、経営者が日本人以外の店も多く、すし職人というには程遠いのが現実。以前、ふらっと立ち寄った店の経営者は中国人で、日本人の客が来たことに焦っていた。
注目すべき点は、回転ずしの進出。ちょっとしたかっぱ巻きが二百円近くするなど割高感は否めない。また、しゃりと比べてあまりに小さいマグロはやはり寂しい。しかし、ドイツ人は、そんなこと知ったことではない。仕切られた席で会話を楽しむのが通常のドイツのレストラン。それに比べれば、回転ずし屋のようなぐるっと囲った席の構成は画期的なのだ。知人が言うには、「隣にだれが座るか分からない中で、新たな人との出会いが楽しみ」だそうだ。面白い楽しみ方があるものだと感心した。
ドイツのマスコミは、すしブームを好意的にとらえている。だが、日本人から見れば、見かけや雰囲気だけで、味やネタの新鮮さがあいまいにされているのは気に入らない。良心的価格の本格的すし屋の出現を切望する。
韓国・ソウル特別市在住 竹井弘樹
人気高いキムチ冷蔵庫
十一月末になり、韓国はぐっと気温も下がってきました。この季節こちらでは、キムジャンという越冬用キムチ漬けが始まります。ちなみにキムチ漬けは、気温約五度が適温だといわれています。
さて、韓国ではキムチが有名ですが、皆さんは韓国の家電製品のヒット商品にキムチ冷蔵庫があるのをご存じですか。主婦五千四百五十六人を対象としたインターネット調査によると、欲しい物の第一位に選ばれるほどです。
このキムチ冷蔵庫は、発売されてからもう五年以上たちますが、初期型は、冷蔵庫一体型で野菜室の部分がキムチ用に改造されたものでした。しかし、最近では冷蔵庫と完全に分かれて、独立した専用の家電製品となっています。見た目は、洗たく機のような印象を受けます。値段も三十万〜百万ウォン程度と幅広く、形も(1)上ぶた取り出し式(2)引き出し式(3)(1)と(2)の合体型−の三タイプがあります。
こうしたキムチ冷蔵庫が、こちらで人気がある理由としては、韓国の食卓に、キムチが欠かせず,一年中おいしいキムチを食べたいという消費者の要望からと、昔は「ジャンドク」とよばれる瓶を土の中に埋め込んで越冬用キムチをつけていましたが、都市化が進むにつれて瓶を土に埋めるスペースがないためといわれています。
韓国の一般家庭の冷蔵庫も最近は、核家族化がすすんでいるにもかかわらず、四百リットル以上の大きいクラスのものが人気があり、同様にキムチ冷蔵庫も最近は、大型商品が、人気が高いようです。韓国の年少者のキムチ嫌いが増えているといわれるなか、少々矛盾を感じる商品です。

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