■□■====[The World News Mail]===================================■□■ +…‥─────────────┐ ☆ ワールド・ニューズ・メール ☆ └─────────────‥…+ 2001/2/9---No.142 (週2回火金曜日発行、無料版) ■□■============================================================■□■ ◆◆《ニュースフラッシュ》◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ●ブッシュ大統領が大型減税案を正式発表 ブッシュ大統領は5日、記者会見し、10年間で1兆 6000億ドルの大型減税案を 今週後半に議会に正式提案すると発表した。株価バブル崩壊やエネルギー価格の 高騰などを背景に、経済減速が予想以上に進んでいることを踏まえ、今年1月1 日にさかのぼって適用する「前倒し」実施も望んでいると表明した。 http://www.worldtimes.co.jp/news/data/10126-23277.html ●モスクワの地下鉄爆弾事件の負傷者15人に モスクワ中心部の地下鉄ベラルースカヤ駅のプラットフォームで5日夕に発生 した爆弾事件の負傷者は、六日までにさらに五人が確認され十五人となった。う ち三人が入院している。 http://www.worldtimes.co.jp/news/data/10126-233556.html ●イスラエル首相公選、右派シャロン候補が圧勝 イスラエル首相公選が6日、実施され、7日の中央選管の非公式集計によると 右派リクードのシャロン党首が62・5%を得票し、37・4%のバラク首相(労働党 首)に予想以上の大差をつけ勝利した。シャロン次期首相は直ちに組閣に取り掛 かり、来月末までに新政権が発足する運びだが、中道左派の労働党を含む大連立 が実現するか、右派・宗教政党による小規模政権にとどまるかが焦点。大連立に は悲観論が強く、組閣は難航が予想されている。 http://www.worldtimes.co.jp/news/data/10127-161845.html ●その他 http://www.worldtimes.co.jp/newsframe.html ―――――――――――――――<メニュー>―――――――――――――― [1]海外便り ○波瀾万丈は面白い?ブラジル生活薦める日系人(ブラジル) ○クレヨンしんちゃん、シン・チャングに(韓国) [2]特集 ◆21世紀・日本と世界の姿−東アジア経済共同体は実現するか [3]世界の論調 ◆英スパイ事件の内情暴露(英紙「タイムズ」) [4]ワールド広場(読者の声) ◆====================================================================◆ [1]海外便り ―――――――――――――――――――――――――――――――――――○ ○波瀾万丈は面白い?ブラジル生活薦める日系人(ブラジル) 世界主要国の中で1番ベンチャー意欲の高い国民は? この答え、実はある統計によると「ブラジル」なのだそうだ。そう思って周り の友人や知り合いを見渡してみると、確かに「創業意欲」だけは高いように感じ る。それ以外にも「主人になりたい」という、社長志向が強烈だ。 いかにもただ人に使われるのは嫌だ、というブラジル人のプライドの高さを再 認識させられる統計だが、戦前・戦後に移住してこられた日系人の方々も「頼る ものがない」国で生き抜いてきた中で、大陸的な「自立」意識を高めてきた人も 多い。 また、「ブラジルはどうですか」と筆者が訪ねると、面白いぐらいに答えが2 通りに分かれる。 1つは「こんなに面白いところはない。事業をやってもやり方次第でいくらで も成功できる。でも転ぶときも大きいけどね」と大陸的なダイナミックさを面白 いと主張する人。反対に「日本でそこそこの給料をもらってまじめに働いている 方がいいんじゃないか」とブラジルの難しさを強調される方も多い。 興味深いのは、前者の輝く顔だ。NHKの衛星放送が日系人の間で人気が高い ため、日本の情報が非常によく伝わる最近のブラジル日系社会だが、先日ある方 からこんな話を聞いた。 いわく、「特に東京の若者たちを見ているとつまらなそうな顔をしている人が 多いね。ブラジルに来て『こんな人生もあるんだ』と感じてみればいいのに」…。 日系人の人たちの移民人生を聞いていると、それぞれの人生がそのまま本にな ると思えるほどの波乱万丈なものが多い。思い切って100万の日系人を抱える国 に「第2の祖国」を求めてみてはどうだろう。(A) ○クレヨンしんちゃん、シン・チャングに(韓国)-------------------------- 韓国は日本植民地からの解放以来、長らく日本文化の輸入を原則禁止してきた。 だが、実際には歌謡曲を初めファッションや漫画など、あらゆる“日本製”が、 合法非合法問わず入り込んでいる。 テレビで放映されるアニメーションも例外ではない。既に20年ほど前から韓国 でもテレビ放映されている。「マジンガーZ」や「キャンディーキャンディー」 「ドラゴンボール」など、世界的にヒットした日本製アニメは韓国でも常に人気 を得てきた。 ただ、1つ他の国と違うのは、大部分の韓国人はこうしたアニメが日本製であ ることを知らない、という点である。日本文化が原則禁止されていたため、これ らのアニメは出所不明のまま、言い換えれば韓国製に見せかけて放映されていた。 このため、韓国人の大部分はこうしたアニメが韓国製だと信じているのである。 しかし最近の日本文化開放に加え、留学や仕事、旅行などで日本へ行く人が増 えるにしたがい、こうした“事実”に気づく人が増えてきている。そして、彼ら は決まってショックを受ける。大好きだったアニメが、韓国製ではなく日本製だ ったと知るからだ。 日本文化の段階的開放の恩恵によって、最近では“日本製”を売りにしている アニメもある。「ポケモン」などが良い例だ。 しかし一方で、例えば「クレヨンしんちゃん」や「名探偵コナン」などは、日 本的な部分(畳の部屋や日本語の看板など)をわざわざ韓国的に作り替え、登場 人物の名前まで韓国名にしている。ちなみにしんちゃんは“シン・チャング”だ。 子どもたちは成長して、大好きだった“シン・チャング”が実は“しんちゃん” だった事実を知ったとき、どう思うのだろうか。(Y) ◆====================================================================◆ [2]特集…21世紀・日本と世界の姿 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【東アジア経済共同体は実現するか】(東アジア) −シンガポール軸に自由貿易圏形成− −問われる日本の長期的戦略− −---------------------------------------------------------------------- 20世紀最後の2000年末。日本、中国、韓国と東南アジア諸国連合(ASEAN) 加盟10カ国は、東アジア自由貿易圏に向けた作業部会設置を決めた。ここ数年、 北東アジアと東南アジアは新しい関係構築に向け、模索を続けている。アジア全 域を襲う金融・経済のグローバリゼーションに対し、新世紀を生き抜くため、各 国が互いに協力できる体制を作ろうとしているのだ。(バンコク・内藤 毅) ☆------------------------------------------------☆ 1998年のハノイ非公式首脳会議の合意に基づき、翌99年に立ち上げられた「A SEAN有識者グループ」(EPG)は昨年11月シンガポールで開かれたASE AN非公式首脳会議前に、18カ月にわたった討議をまとめている。 「2020年のASEAN像」と題したこの報告では、ASEAN域内の地域格差 の解消を目指した「ひとつのASEANの下に10の文化圏」とするスローガンを 打ち出し、格差是正のための特別機関の創設をうたっている。 特にEPGは、今後ASEANと日中韓の北東アジア3国がより緊密な経済協 力体制を樹立することにより、国際的な金融構造・地図が大きく書き換えられる ことを強調し、ASEANという枠組みを超えた東アジア経済共同圏出現に期待 を表明している。 タイのスパチャイ副首相は、「第2の金融危機を防ぐには、ASEAN各国が お互いに利益をもたらすだけの国際競争力を持たなければならない。これを実現 するには、東アジアを巻き込んだ経済協力体制を作るべきだ」と語っている。 シンガポールでの非公式首脳会議では、日本やシンガポール、タイなどASE AN内の先進国が主導で域内の格差解消に取り組むことが合意され、特にIT (情報技術)分野での地域格差(=デジタル・デバイド)是正に力を入れたe― ASEAN枠組み協定が調印された。 ASEAN自由貿易地域協定(AFTA)が、もし地域格差が解消されないま ま発効すれば、ASEAN内での経済格差が激しくなると同時に、域内での不安 定な社会的な状態は増すものと思われる。 昨年から大幅に交渉が進んだ、域内が金融危機に陥らないための通貨安定を目 指す通貨スワップ協定などに見られるように、既に東アジア各国・機構間では、 具体的な経済協力関係の構築が話し合われている。 2国間自由貿易協定(FTA)の空白地域だったアジアが、同協定締結に動き だしていることは画期的なことだ。先頭を走っているのはシンガポール。シンガ ポールと日本は1年以内にFTA交渉を終了し、順調にいけば2002年までに発効 することになる。人口300万人でしかないシンガポールは小国ではあるが、シン ガポールと自由貿易協定を結ぶ利益はわが国にとって極めて大きなものだ。 こうした動きに慌てたのが米国だ。米国も直ちにシンガポールとのFTA締結 交渉に乗り出した。世界貿易機関(WTO)加盟で頭がいっぱいであるはずの中 国までもが、ASEANにFTA締結の検討を打診したほどだ。これに対し、A SEANは日韓も加えた形でと逆提案している。またシンガポールは豪州との交 渉も進行中だ。日本もシンガポールだけでなく、韓国とも同協定締結に向けた交 渉を続けている。 なお東アジア、東南アジア諸国を軸としたFTAが結ばれれば、次の段階とし て、地域の経済統合へと発展させていく将来展望を見据えようというのは自然の 趨勢(すうせい)だ。 しかし、これまで大国に翻弄(ほんろう)されてきた歴史を持つ東南アジア各 国にとって、東アジア各国との連携が「もろ刃の剣」であるとの認識は失ってい ない。シンガポールのゴー・チョクトン首相は「北東アジアからの経済侵食を受 けないためにも、ASEANは団結すべきだ」と述べている。 ASEANは東アジア経済圏構想を打ち出したが、日本は、具体的な将来像を 示し切れていない。先月13日から14日にかけて神戸で行われたアジア欧州会議 (ASEM)財務相会議でも、各国の経済閣僚がアジア地域の経済協力に対し討 議を繰り返したが、欧州連合(EU)型の経済協力圏に発展するかどうか、通貨 統合はなされるかどうかは具体的に論議されなかった。 宮沢財務相は、記者団にEUの経験は将来的に役立つものとしながらも、具体 的にアジア地域の経済協力体制や経済共同圏に触れなかった。日本が域内で強い イニシアチブを発揮するのを嫌う米国や中国などの目を気にしているものと思わ れる。 インドもITを中心に経済成長を続け、約500ドル(99年)の1人当たり国内総 生産(GDP)は飛躍的な上昇軌道に乗ろうとしている。 今世紀半ばには、日本からインドまでを結ぶ東アジア、南アジアが人口30億人 規模を擁する世界一の広域経済圏となっている可能性は十分にある。日本の長期 戦略が問われている。 ◆====================================================================◆ [3]世界の論調 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◆英スパイ事件の内情暴露(英紙「タイムズ」) 困惑は明白である。「3匹の悪いネズミ」−ロシアのスパイのアパートに盗聴 装置を仕掛ける任務に携わったMI6(英軍事情報部第六部)の諜報(ちょうほ う)員のこと―についての元MI6諜報員、リチャード・トムリンソン氏の回顧 録は、ばかげているし、屈辱的であるし、信じられないようなことである。すべ ての組織は間抜けな計画を持っているが、諜報機関も最も愚かしいことを考える 傾向があるようだ。 MI6は今その結果を甘受しなければならない。メンツと威信を失ったことで、 国家の安全が素人の手にゆだねられていることになれば、それが活動するのは深 刻なほど難しくなる。この回顧録が出版されたあと、MI6にとって本当に懸念 されるのは、それを助けるのに最も価値のあった人たち―敵国にいるか、悪意の ある組織に潜入していた人たち―が今回の失態でばかと思われることである。英 国の諜報活動を維持し、その信頼性の評判を勝ち取った厚い情報提供者のネット ワークは、ばかにされて崩壊してしまう恐れがある。 透明性と公開性の原則をMI6については例外としておくことは、ますます難 しくなっている。諜報機関にも説明責任を持たせることは正しいし、予算も公開 することは当然である。諜報員の多くは存在しないフィクションを書きたいと思 っているだろう。しかしトムリンソン氏がやった現実の作戦の秘密をばらすこと は、明らかに異なる次元の問題だ。 活動の幾つかの詳細は隠しておいても英国の敵にはいずれは知られるだろう。 しかしMI6は有効さが証明されているシステムをやめなければならないという のは、不当な扱いである。 英国の諜報機関はひぼうする人たちが言うほど全能でもないし、どこにでもい るわけでもない。外国のスパイたちが信じるほど強力でもないし、その必要もな い。 MI6は国際テロや麻薬密輸、大量破壊兵器の拡散などの防止になお役割を演 じ続けることができる。トムリンソン氏の暴露は英国のスパイについて読者を楽 しませたかもしれないが、その対価は大きい。(1月27日) ●その他… http://www.worldtimes.co.jp/rontyou/sr/main.html ◆====================================================================◆ [4]ワールド広場(読者の声) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ●総理府、外務省の機密費は、公に出来ない国際戦略、情報収集、情報操作に使 用されるものだといいます。併し機密費と言えども、之は日本国民の金です。 従って、国民の金をどのように使ったかは、その内容を公表する、しないを問 わず、明細は記録して保存されなければなりません。 と言うのは、機密費を使って何が出来るか、何が成功し、何が失敗したかは、 国家的情報収集、戦略のノウハウそのものであるからです。成功の経験は、どん なにしたら成功する可能性があるか。失敗した例は、二度と同じ失敗をしないよ うに。 それでなくても外交下手の日本が、このように凄い国家的ノウハウを、記録も しないで捨ててしまう等、納税者として納得できません。 そして、機密の情報は、当事者に迷惑がかからない20年後に、情報公開法にも とずいて、歴史的出来事として公開されなければならないと思います。 (正畑浩之) ※…正畑さん、投書をありがとうございました。読者の皆様のご意見など投書を 掲載します。お名前・住所地を明記して下さい。メールアドレス等は、特に掲 載要望の旨が書き添えられていない限り非公開です。 【声の投稿・質問】 newsmail@worldtimes.co.jp ◆====================================================================◆ ■編集後記 ▼インドネシアのワヒド政権が揺れています。ワヒド支持派、反ワヒド派、イン テリ民主派、スハルト残党など、構図は複雑で絡まっています。ジャカルタから の情報では、ここ1週間が山場だろう、ということでした。抜群の粘り腰を見せ ることもあれば、短気な面も見せるワヒド大統領がどう切り抜けていくのか、目 が離せません。(S) ▼昔は日本でも今以上によく外国のテレビマンガが放映されていました。あれら の登場人物に「鈴木」「佐藤」と日本名にしたら明らかにおかしいのは米国製だ ったからですね。日韓の場合は人種に違いがないので、「あしたのジョー」や 「クレヨンしんちゃん」を韓国名にしても向こうでは違和感はないのでしょう。 しかし、長幼の序の厳しい韓国でも、しんちゃんことシン・チャングは「オラの かーちゃん」のことを「みさえ」ならぬ韓国女性名で呼び捨てるんでしょうか? ちょっと気になります。(K) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ●配信ニュースの詳細は、世界日報社のホームページをご覧下さい。 http://www.worldtimes.co.jp/ ただし、毎日更新しておりますので、一部読めな くなっているものもあります。 ご了承下さい。 ●過去の記事検索なら「ワールドネット」で。 詳細は、 http://www.worldtimes.co.jp/wnet/main.html をご覧下さい。 ●電子メール新聞に関する詳しいお問い合わせは、世界日報社電子メディア部 webmaster@worldtimes.co.jpまで。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ●配信先の変更(解除→再登録)、解除は、登録したサイトでお願いいたします。 《世界日報社では当メール新聞を無断で登録することはございません》 まぐまぐ(マガジンID:0000014612): http://www.mag2.com/ めるる: http://www.tk.airnet.ne.jp/pakanya/ メルマ(マガジンID:m00001142): http://www.melma.com/ マッキー(マガジンID:1420): http://macky.nifty.com/ 世界日報ホームページ: http://www.worldtimes.co.jp/magmag/mailnews.html ワールドネット会員: 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