平成20年5月23日
国内
サミットへ「前哨戦」−神戸
G8環境相会合、あす開幕
地球温暖化対策を話し合う主要八カ国(G8)環境相会合が二十四日、神戸市で開幕する。七月の北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)の「前哨戦」との位置づけで、日本が提案している産業・部門別に温室効果ガス削減に取り組むセクター別アプローチなどを議論する。
最終日の二十六日に、鴨下一郎環境相が議長総括を発表し、世界各国が二○○九年末の合意を目指している温暖化対策の次期枠組み(ポスト京都議定書)をめぐる国際交渉につなげる。
日本提案のセクター別アプローチは、鉄鋼や電力、家庭などの産業・部門ごとに温室効果ガス削減可能量を算出し、これを積み上げて中期の国別目標を設定する方法。日本は、その有効性について各国の理解を得ることで、今後の次期枠組み交渉での主導権を握りたい考えだ。
また、日本が提唱している「世界全体で五○年に温室効果ガス半減」との長期目標も議論の焦点。昨年ドイツで行われたハイリゲンダム・サミットでは、「五○年半減」を「真剣に検討する」との表現にとどまった。このため七月の首脳会議までにどこまで合意に近づけるかが課題となる。
このほかに、@地球温暖化や開発行為で脅かされている「生物多様性」の保全A廃棄物のリデュース(発生抑制)、リユース(再使用)、リサイクル(再生利用)の「3R」推進――も議論する。
会合にはG8各国以外にも、中国やインドなどの主要排出国が参加する。
(時事)