2006年5月11日
世日クラブ講演会
「お客の視点に経営集中」
アサヒビール 中條名誉顧問が講演
世界日報の読者でつくる「世日クラブ」(会長=杉本儀一・杉本興業株式会社相談役)は十日、アサヒビール名誉顧問の中條高徳氏を講師に招き、都内のホテルで百九回目となる講演会を開催した(写真)。講演テーマは「小よく大を制す―私の経営論」。
この中で中條氏は「今は情報化時代。商品を作って売りさばく人より、お客様のほうがレベルが高い、という思いで商いをしない限り、勝てない時代が到来する」と指摘。その上で「お客さんから見て、正しいということが発見できたら、兵法に従って、そこに経営権をかき集めて、一点集中でやれば、勝てる可能性が高くなる」と語った。
また、ホワイトボードに「夢」の文字と複数の矢印を書き、「社長の夢に向かうベクトルと、新入社員までの全社員のベクトルが一致しないと、勝ち組に回れない。企業イメージを統一し、コーポレートアイデンティティーを確立しなければならない」と強調した。
講演に先立ち、近藤讓良副会長(近藤プランニングス代表取締役)は「家族集まっての食事や会話がなくなり、家族の絆が薄れてきている。中條先生に日本人の心の再生、企業、国民の精神復興について話をうかがいたい」とあいさつした。
講演後、監査役の高橋正二・元明治薬科大理事長が「中條先生に、青少年の健全な育成のお力添えを賜り、先頭に立って日本人の啓蒙(けいもう)、日本国再建のために陣頭指揮をしていただきたい」と締めくくった。