| 8面 国際社会 2007/04/08 | back |
【エブリディ】北海道を中継点に進む日韓文化交流フォーラム=forum今年は、江戸時代に朝鮮通信使が始まってから四百年目。それを記念してさまざまな行事が各地で催されている。北海道でも、この四月から「日韓文化フォーラム」が始まった。これは一度きりのイベントではなく、日韓の複数の講師が東京、札幌で一年間に二十四の講座を持つというもの。 その内容は、韓国の文化体験や特別講演、懇親会などが予定されているが、講師陣の顔ぶれが興味を引く。韓国側は、韓日文化交流会議韓国側座長の金容雲・漢陽大学名誉教授、ユン・ソクホ監督、映画「私の名はキムサムスン」のキム・ユンチョル監督、韓国初代文化大臣のイ・オリョン梨花女子大学名誉教授。 一方、日本側はドラマ「北の国から」の脚本家・倉本聰氏、映画「ホテルヴィーナス」のタカハタ秀太監督といった顔ぶれである。 すでに、この一日には二つの講座が札幌市内のホテルで開設され、ユン・ソクホ監督が「冬のソナタ」など四季シリーズといわれる映画製作の苦労話を披露。また、金容雲氏は、日韓両国の民族性の違いについて、歴史を通して解説した。 とくに、朝鮮通信使については「交流のあった徳川幕府の時代には両国は良好な関係を結んでいたが、明治時代になると手のひらを返すように溝ができてしまった。この原因は、官主導の交流にある。両国が末永い友好関係を結ぶには、草の根で交流を深めて広げることが大事」と指摘し、同フォーラムに大きな期待を寄せる。 同交流会の任祥均・専務理事は「北海道は自然が豊かで文化的な可能性が高い。フォーラムでは韓日を代表する有識者、文化人、専門家を招いて、両国にとって有益なものをつくっていきたい」と語り、北海道が、東京、韓国への文化の発信地になることに強い意欲を燃やしている。 文と写真・湯朝 肇
|
The Sekai Nippo Co.,Ltd. 1975- Tokyo,Japan