| 6面 海外経済 2007/04/08 | back |
【米国金融週報】もみ合いか先週のニューヨーク金融・債券市場では、堅調な労働市場を眺めて債券売りが進み、長期金利は七週間ぶりの高水準に上昇した。長期金利の指標である十年物米国債利回りは前週末引け水準比0・11%上昇の4・76%、三十年物債利回りは0・08%上昇の4・93%で越週した。政策金利の変動を反映する二年物債利回りは0・16%上昇の4・75%で終了。三カ月物財務省証券(TB)利回りは0・01%低下の5・03%だった。 先週は復活祭を控えて様子見気分が強く、週半ばまでは小動きに推移した。休暇を取る市場参加者も多く、閑散とした取引が続いた。 唯一の材料となったのが三月の米雇用統計。非農業部門就業者数が市場予想を上回る増加となったことで、一部で取りざたされていた早期利下げ観測が後退。薄商いの中、二年物債を中心に売りが優勢となり、利回りは急上昇した。 今週は連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の公表(十一日)や卸売物価指数(PPI、十三日)が予定されている。市場関係者は、いずれも債券相場を大きく動かすような材料にはならないと指摘した上で、「今週前半、(市場が)雇用統計をどのようにこなすか」(邦銀)に注目していると強調。債券はもみ合いになる可能性が高いと予想した。十年物債利回りの予想レンジは4・7―4・8%。(ニューヨーク時事)
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