| 6面 海外経済 2007/04/08 | back |
太陽電池、7−15年で価格競争力技術革新大きい−独専門家【フランクフルト7日時事】地球温暖化への懸念が高まる中、温室効果ガスである二酸化炭素(CO 2)を排出しない太陽光エネルギーが脚光を浴びている。世界の太陽電池による発電能力は、二○○五年までの五年間で約三・七倍に急成長。発電規模でトップの座を日本と分け合っているのはドイツだ。独ドレスナー銀行の再生可能エネルギー専門家、ウェルナー・ヘス氏に太陽光の持つ将来性について聞いた。−太陽電池はまだ高コストだが。 技術革新で価格は下がる。太陽電池パネル原材料のシリコンは現在供給不足気味だが、その使用が大幅に少なくて済む薄膜太陽電池が十年以内に台頭するだろう。またエネルギー価格の上昇も見込まれ、七−一五年後には火力など従来型発電とコスト面で競争できるようになるだろう。 −現在再生可能エネルギーは風力が中心だが。 風力エネルギーは技術的にかなり成熟している。太陽電池は緒に就いたばかりで、コスト低減の余地が大きい。 −太陽発電普及には政治の意志が大きい。 ドイツでは○四年に、電力会社に太陽光など再生可能エネルギーによる電力の買い取りを義務付ける法律が導入され、これが太陽電池ブームのきっかけになった。同法を今、多くの国が模範にしている。米国も○八年の大統領選後には再生可能エネルギーに一層力を入れるだろう。同国は今後、太陽電池の重要な市場になる。 −太陽熱利用にも期待が高まっているが。 太陽熱発電は今はあまり例がないが、日照の多い南の地域では有望で、巨大な市場が見込める。南欧の太陽熱発電による電気を中欧などに輸出することも可能だ。また家庭のエネルギー需要の八割は温水や暖房など熱供給。太陽熱利用を進めれば、化石燃料をかなり節減できる。
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