両陛下、御結婚60年


皇居で祝賀行事

 天皇、皇后両陛下は10日、結婚から60年を迎えられた。結婚60年は「ダイヤモンド婚」と呼ばれる慶事。テニスコートで出会い、即位後もお二人で支え合い、国民と共に歩む皇室を築かれた。退位後の5月1日以降は上皇、上皇后として新たな生活を始められる。

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天皇、皇后両陛下は結婚式当日、「朝見の儀」を終え、記念撮影された=1959年4月10日、皇居

 両陛下は10日、皇居・宮殿で皇族方や三権の長らからお祝いを受けられる。昭和天皇、香淳皇后も1984年1月、皇室史上初となる結婚60年を迎えている。

 両陛下は57年8月、長野県軽井沢町でテニスの試合を通じて出会い、58年11月の皇室会議で婚約が決定。一般家庭出身の皇太子妃が初めて誕生し、日本中が「ミッチーブーム」に沸いた。結婚の儀の後、皇居から東宮仮御所まで馬車でパレードし、沿道に53万人が訪れた。

 当時の宮中の慣習を破り、皇太子殿下はじめ3人の子供を手元で育てられた。3人とも結婚して独立し、4人の孫がいる。

 天皇陛下は85歳、皇后陛下は84歳。公の場では、仲むつまじく寄り添って歩く姿が見られる。結婚50年を迎えた2009年にはお二人で記者会見し、互いに「感謝状」を贈ると語られた。

 陛下は昨年12月、誕生日前会見で「自らも国民の一人であった皇后が、私の人生の旅に加わり、60年という長い年月、皇室と国民の双方への献身を、真心を持って果たしてきたことを、心からねぎらいたく思います」と皇后陛下に感謝の言葉を述べられている。