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平成最後の歌会始


皇居「松の間」 「光」お題に

 新年恒例の宮中行事「歌会始の儀」が16日午前、皇居・宮殿「松の間」で行われた。平成最後となる今年のお題は「光」。天皇、皇后両陛下や皇太子殿下、皇族方のほか、天皇陛下から招かれた召人(めしうど)、選者、入選者の歌が、古式にのっとった独特の節回しで披露された。

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天皇、皇后両陛下、皇族方などが出席されて行われた歌会始の儀=16日午前、皇居・宮殿「松の間」(代表撮影)

 宮内庁によると、両陛下の歌会始の出席は今回が最後となる見込み。

 天皇陛下は、2005年に阪神大震災10周年追悼式典で神戸市を訪れた際、遺族代表の少女から種を贈られたヒマワリが、お住まいの御所の庭で成長する様子を詠まれた。皇后陛下は、御所のバラ園の花が光に照らされ美しく咲くのを見て、残された日々を大切に生きていこうと思った静かな喜びを歌にされた。

 皇太子殿下は高校1年生の時に山梨、長野両県の県境にある金峰山に登った際の印象を、皇太子妃雅子殿下は東宮御所の庭にある両陛下が大切に育てたシラカバの様子をそれぞれ詠まれた。

 療養中の雅子さまは風邪の症状が続いていることから、歌会始への出席を見送られた。

 約2万2000首の一般応募から選ばれた10人の歌も披露され、最年少の山梨県立甲府西高校1年加賀爪あみさん(16)の歌が最初に詠み上げられた。

 宮内庁によると、来年の歌会始のお題は、5月に皇太子殿下が新天皇として即位した後、発表される。締め切りは例年と同じ9月30日(当日消印有効)。