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「国民の幸せのため尽力」 雅子殿下55歳に


 来年5月に新皇后となられる皇太子妃雅子殿下は9日、55歳の誕生日を迎えられた。宮内庁東宮職を通じて文書で感想を寄せ、今後について「少しでも皇太子殿下のお力になれますよう、そして国民の幸せのために力を尽くしていくことができますよう、研鑽(さん)を積みながら努めてまいりたい」と述べられた。

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皇太子殿下御夫妻は高校野球の歴史に関する雑誌を手に取られた=4日午後、皇居・東宮御所お談話室(宮内庁提供)

 今回が平成最後の誕生日となることを、「深い感慨とともに、ある種の寂しさを感じながら迎えようとしております」と表現。天皇、皇后両陛下に温かく迎えられ、見守り続けてもらったことに「心から感謝申しあげております」とつづられた。

 被災地への思いにも触れた。今年9月に訪れた福岡県の豪雨被災地の復興が順調に進むことを心から願い、皇太子殿下とともに東日本大震災を含む各地の被災地域の復興に「永く心を寄せていきたい」とした。

 地方訪問などの際、多くの人が笑顔で迎えてくれたことを挙げ、「皆様からかけていただいた声を身近に感じることも多く、そうした国民の皆様のお気持ちは、私にとりまして大きな支えとなっております」と明かした。引き続き体調の回復に努め、多くの公務を果たせるよう努力を続ける考えも示された。

 雅子殿下の治療を行う東宮職医師団も見解を発表した。雅子殿下は依然回復の途上で、体調に波があると指摘。来年は皇太子殿下の即位など重要な行事があるが、「無理をせず、これまで同様治療を続けることが大切」と強調した。